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  1. 小林市議会 2002-12-01
    12月05日-02号


    取得元: 小林市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-26
    旧小林市 平成14年 12月 定例会(第4回)     議事日程第二号                  十二月五日(木曜日)午前一〇時 開議 第一 一般質問---------------------------------------本日の会議に付した事件 日程第一 一般質問---------------------------------------出席議員 時任隆一議員 首藤美也子議員 小畠利春議員 大浦竹光議員 小川利廣議員 早田 實議員 新 与助議員 田中 悟議員 岩穴口辰也議員 中山髙師議員 山口昭典議員 下津佐善治議員 大山則夫議員 岡園讀字議員 中屋敷慶次議員 川野八郎議員 深草哲郎議員 原  勝議員 赤下健次議員 久保茂俊議員 松元朝則議員 吉薗辰朗議員 古川澄夫議員 福島 昭議員---------------------------------------説明のための出席者 堀 泰一郎  市長 中山藤作   助役 安楽重則   収入役 宇都幸人   総務課長 肥後正弘   財政課長 黒木英夫   企画調整課長 陣 英四郎  企画調整課主幹 阿多 寛   建設課長・管財課長 永住勝朗   都市計画課長 向井大光   農村整備課長 山縣正次   畜産課長 中山敏章   農林課長 野邊広幸   商工観光課長 鸙野利徳   生活環境課長 野本浩一   市民病院院長 温水澄生   市民病院事務長 山口寅一郎  教育長 稙田章二   学校教育課長 大脇憲法生  学校給食センター所長 鵜木義幸   社会教育課長 原口勝年   農業委員会事務局長---------------------------------------議会事務局出席者 小田光秋   事務局長 末永教郁   議事係 南正覚宏志  議事係                         午前一〇時〇〇分 開議 ○久保茂俊議長 これより本日の会議を開きます。 本日の会議は、お手元に配布してあります議事日程第二号によって進めることにいたします。--------------------------------------- △日程第一 一般質問 ○久保茂俊議長 これより本日の日程、市政に対する一般質問を行います。 今期定例会の質問通告者はお手元に配布してあります質問通告書のとおり十三人であります。 これより順次発言を許します。 まず、首藤美也子議員の発言を許します。首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 お早うございます。市民病院の産婦人科の休止問題について市民病院の産婦人科を休止するという方針のようですが、市民病院は本来たくさんの診療科目を持つ総合病院として地域医療の中心としての役割を担っています。特に民間病院では処置できない重症な患者を受け入れたりとその役割は大変重要なものがあります。串間市は産婦人科がないので作ってほしいという要望があるくらいです。今回休止の対象にされている産婦人科はお産のためだけでなく、子宮がんをはじめとする様々な女性特有の病気を治療する正に女性のためになくてはならない診療科目です。市民病院の建替え問題もあり、その時には産婦人科の診療科目を入れるということですが、それは何年先のことでしょうか。このような大切な診療科目を休止されたら女性はその間いったいどこへ行けばよいのでしょうか。市長の見解をお尋ねいたします。 次に、学校給食についてお尋ねします。学校給食で栄養士、調理員の方々が毎日子ども達に食の安全を考え、献立を作りおいしい料理を作ってくださっています。しかし、昨今相次ぐ食品会社の不祥事や輸入野菜の農薬問題などで食の安全性が問われはじめています。子ども達に地元産の安全な野菜を供給することができれば、生産者も作る意欲がわきます。又、冷凍技術の進歩と温室栽培施設の発達で年中同じ農産物が手に入り旬がすっかり忘れさられてしまいました。これは食文化の喪失につながっています。地域農業、地域の食文化を回復させるためにも学校給食はどうあるべきかということは重要なことだと思います。学校給食において地元産食材の利用状況はどのようになっていますか。九月議会にて教育委員会をはじめ、各関係団体と連携を取りながら進めていくということでしたが、その後どのような動きになっているのかお知らせください。 環境問題について、九十八年一月に世界に例のない優秀な施設ということで営業許可を得た施設ですが、その間頻繁に炉の立上げと停止を繰り返し操業以降、約三百七十九日も運転を停止しています。爆発事故をはじめコンベア停止事故、高濃度の鉛を含むタンクローリーの横転事故、又、市民団体からの操業停止を求める訴訟事件です。そして九月議会にて九州北清が環境技術協会に作らせた溶融キルン式焼却施設総合評価報告書が出てきました。その中身の評価はプラントの存在価値はないと極め付けの評価でした。市長はその時も優秀な機械と言われましたが、私は到底そうは思われません。不安でいっぱいです。いよいよ一般廃棄物を委託することになったわけですが、このような状態の九州北清に何かあった時はどうするんでしょうか。市民のごみは毎日出ています。市の清掃工場がいつでも使用できるようにまず維持管理をし、次にダイオキシン対策までしておくべきと思いますが、どのようにお考えかお聞かせください。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 お答えいたします。市民病院の産婦人科の休止のことでありますが、これは来年の四月一日から新しく病院が改築するまでしばらくの間、休止をしようということで今考えておるところであります。これは確かに公立病院として不採算部門を持っているということは当然でありますけれども、この管内のお産の数をですね最近調査をいたしましたんですが非常に激減をしてきております。市民病院の平均のお産の月平均でありますが、十二ぐらいになっておるようであります。それを二人の医者あるいは看護師の二つのグループと言いますか、そういうもの等を考え今それで治療をしているわけですけれども、年間一億二千万円ほどの赤字になっております。従いましてこの病院の産婦人科をなくすというんではなくて、もう少し充実するためにはですね今議員御指摘のようにがん検診等あるいはがんの治療等ができるような診療科目まで高めていくにはやはり病院を改築した時でないと無理ではないかというふうに私は思います。従って、決して全然なくすという将来のことを考えておるんではありませんで、今生駒クリニックさんが月約二十七から三十ぐらいをおやりになっているというようなことでありまして、当市内におけるお産の扱いと言いますかそういうものについては間に合っておるんではないかというふうに思います。ただ高度医療に関しましては、今の市民病院でも足りないところもあるわけでありますので、やはり大学病院あるいは県病院等に搬送した場合も今までもあったわけでありますので、これはそういう開業医の先生も早めにそういう連携を取りながら患者さんの治療に当たっていただきたいというふうに考えておるところであります。 公立病院が赤字になっても不採算部門でもやらなければいけないということはもう議員御指摘のとおりでありますけど、参考のためでありますが、小児科が同じように不採算部門であります。しかし小児科の開業医の先生は何人かおられるんですが、すべてベットをお持ちでありませんので急変した時のことを考えますとやはり市民病院には小児科と小児科用のベットは備えておくべきだというふうに思います。しかし、これも一億円以上の赤字であります。この部門だけで言いますと。従って二つ合わせますと約二億三千万円ぐらい毎年赤字を出すというような状況でありますので、やはり経営上考えますと不採算部門でも極端なものについてはしばらく休ましてもらいたいということを今考えておるところであります。 次に、学校給食ですが、地産地消、食材をできるだけ地元の物を使うようにということであります。今給食センター、そして農林課等が鋭意この方面で色々頑張っておるようでありますので、課長答弁をいたします。 次に、環境問題で私既に十一月二十五日から一般廃棄物について民間に委託をいたしました。そのことにつきまして不安であるというような趣旨の質問であるわけですが、何かがあった時にはどうするかというようなことですけれども、仮定のことをですねすべてを今色々網羅してお答えするわけにはいきませんが、安全に運転をされておるもんであるというふうに私は信じております。先日工場を拝見いたしましたけれども、一般廃棄物用のストックヤードそれも建設中でありますし、伺うところによると生ごみ等がその腐るとかそういう臭気を発しないように低温倉庫という温度を下げる装置まで造ってあるようであります。従って相当、北清側も一般廃棄物を処理するには神経をお使いになっているというふうに思いますので私は安全、安心であるというふうには思っておるところであります。議員は今の市の施設をダイオキシン対策までしてそのまま置いておくべきじゃないかとおっしゃいますけれども、一応そのままの状態で置きます。ダイオキシン対策はいたしませんが、何かに備えると言いますか不慮の事があってもいけませんので、そのままの状態で管理をしながら残しておくつもりであります。以上が私からの答弁であります。 ○久保茂俊議長 教育長。 ◎山口寅一郎教育長 お答えをいたしたいと思います。学校給食に地元の安全な農産物を、二つ目に教育委員会、農林課、農協でのその後の取り組み状況はどうかということでございます。具体的な数字等につきましては学校教育課長をして答弁をさせたいと存じます。質問にもありましたように戦後この学校給食というのは、ミルク給食から始まりましてパン、ごはんというような経過をたどり全国的にこの給食というのは教育という立場で行われておるわけでございます。小林市におきましてもそういう経過の中で小学校の給食、単独校方式としての給食そして又、中学校の方が共同調理場方式の公設民営というような形での給食で現在に至っておるところでございまして、子ども達の健康の問題でありますとか、あるいは体力の問題でありますとか、そういうようなことで大きなこの学校給食というものが貢献をしておることはもう議員もそのとおりであろうというふうに感ずるわけであります。先程ございましたように地産地消といった問題が大変近ごろ大きくクローズアップされてまいりまして、学校給食でこれをどう取り組むのかというようなことでも色々と動きがあるわけでございまして、私どもも確かに顔の見える生産者からそういった物をできあがった生産物を食べさせてもらうということは大事なことであるわけでありまして、そういう方向で取り組みをしておるところでございます。旬の物が食べられない、あるいは食文化の問題、また学校でも食育教育というようなことも言われるわけでありますので、総論的に私どもも積極的な取り組みの中でこれを解決していったらいうふうに思っているわけでございます。ただ、地産地消と言っても色々とクリアしなくてはならない問題がありますので、その一貫でも先程もお尋ねのようにJA農協さん、あるいは生産者団体、あるいは市の農林課そういった関係する所の接触等で色々なことを問題点等を整理しながら取り組むということになるわけでありまして、野菜の問題もありますし、取り敢えずは米というようなことも協議の柱の中で出ておるわけでございまして、また後で農林課長からも答弁があろうかと思いますので、この程度にしておきたいと。 なお二番目のどうなってますかということでありますので、私としましては先般農協の幹部の方ともお会いしたわけでありますが、やっぱり顔と顔を合わせることによって物事が進むなあというようなふうにも思うわけでありまして、一月の中旬に種子田にございますアグリサポートセンターという農協の施設がありますが、そこで市内の小中学校の校長会を開催いたしまして、そこで一時間程度農協側からのお話等も聞きながら、それでこういったいわゆる地産地消とこういった問題等もお互いに意見を出し合うことによって、この問題が前進するのではないかなあとそんなふうに思っておりますので、やはり一回より二回、二回より三回の中に色々と理解しあえるわけでありまして、首藤議員も同じ気持ちであろうと思いますけれども、そういう方向で今後も取り組んでいきたいというふうに思っております。以上でございます。 ○久保茂俊議長 稙田学校教育課長。 ◎稙田章二学校教育課長 学校給食に使っております食材の利用状況はどうかということだと思いますが、学校の方におきましては色んな食材を使っておるわけでございますが、教育委員会としましては市勢要覧に登載されております十二品目につきまして調査をしたところでございます。それぞれ八校が独自で給食の食材を調達しているわけでございますけれども、市内に今現在が小林小学校と三松小学校に県職員の栄養士さんがいらっしゃいます。十三年度は小林小学校さんだけしかいらしゃいませんでしたので小林小学校の十三年度のデータ、それから十四年度につきましては小林小学校と三松小学校の一学期までのデータを集計しておりますので、その品目等の小林市内の消費、購入と言うんですか、とそれと市外ということで御回答していきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。十三年度の小林小学校の品目につきましては、市の市勢要覧に載っております品目中キャベツ、キュウリ、ごぼう、人参、ねぎ、ピーマン、大根、白菜の品目が小林小学校の方で購入されております。それでキャベツ等につきましては小林市の品物が約六十六パーセント、キュウリにつきましては百パーセント、ごぼうにおきましては五十パーセント、人参はなぜか一パーセント、それからねぎは八十六パーセント、ピーマン八十二パーセント、大根八十二パーセント、白菜五十五パーセントでございます。十四年度につきまして小林小学校におきましては、一学期の間でデータをとったわけですけれども、キャベツ、キュウリ、ごぼう、ねぎ、大根、白菜の品目でございます。小林小学校のキャベツにつきましては八十五パーセント小林市内産であります。キュウリにつきましては百パーセント、ごぼうが四十五パーセント、ねぎ二十九パーセント、大根四十五パーセント、白菜につきましては百パーセント。三松小学校におきましてはキャベツ、キュウリ、ごぼう、人参、ねぎ、ピーマン、もやし、大根、白菜の品目でデータを取ったわけでございますが、キャベツは十一パーセント、ごぼうが八十四パーセント、ねぎ四十一パーセント、もやしにつきましては百パーセント、白菜が五十五パーセントになっております。このデータによりまして学校間の差があるわけでございますが、学校によりましてはそれぞれ地域の食材店から購入している。その地域の食材店がそのそれぞれを仕入しているそれぞれの業者があると思いますがその業者が扱う品目によってこういうずれがあるんではないのかなあというふうには考えているところであります。 それからまた完全に百パーセントというのは非常にいいことなんでしょうけれども、小林市の気候等によりまして食材、要するに農産物につきましては旬というものがあると思いますので、その旬がずれることによりまして学校の方じゃなくて問屋さんの方が旬を追っかけて納入をしてくるというような形から百パーセント必ずしも小林市で調達するのは難しいんではないかいうふうに判断しております。以上でございます。 ○久保茂俊議長 中山農林課長。 ◎中山敏章農林課長 お答えをいたします。地産地消につきましては今年度に入りまして地産地消の推進会議というのを立ち上げたところでございます。現在三回程度会合を開かさせていただきましたが、メンバーといたしましては教育委員会が学校教育課、給食センター、それから企画調整課、財政課、農林課、保健予防課、それからJAの方にもお願いをいたしまして農産部長、企画課長、販売課長、農産課長、こういうメンバーで会議を随時開催をしておるところでございます。内容といたしましては学校の学校給食の現状はどうだろうかということでございます。それから農協の取り組みについてということで、農協の方は十四年度に上町の方に百姓村というのを造りましたが、ここについての取り組み、それから農林課といたしましては林務も持っておりますので先般、市長の方にお願いいたしまして、椎茸部会の副会長さんであります平さんという方から椎茸を頂きました。又、アイガモ部会の副会長さんですが、大丸さんという方からアイガモの米を頂きまして、南小と小林小で料理教室をするということで開催をしたところでございます。南小だけを今実施しましたが、小林小はまた十二月に実施する予定でございます。また十月の二十三日には学校給食会の方に出向きまして、色々と御相談をさしてもらったところでございます。ただ、お互いに問題提起をしたということで今後色々とまた御相談をさしていただきたいというふうに考えておるところでございます。先般十一月二十九日に第三回ということで開催いたしましたが、今後の取り組みについて色々と検討をしたところでございます。以上が状況でございます。 ○久保茂俊議長 大脇学校給食センター所長。 ◎大脇憲法生学校給食センター所長 学校給食について学校給食に地元の安全な農産物をという質問に対しまして、給食センターでの取り組みについてお答えいたします。学校給食で使用している食材は市内の十四業者と県学校給食会から調達しております。地元地場産品ということで市内の業者に限り原則として二業者以上から見積りを取り入札をしているところでございます。地産地消といたしましては、主にキャベツ、白菜、ごぼう、人参、キュウリ、里芋、大根、ねぎ、ピーマン、もやし、ホウレン草といったものがほとんど地場産品でございます。特に季節的にはぶどう、梨は百パーセントで、いちご、メロンは七十パーセント以上を使用しておるところでございます。もちろん地場産品でない物も入ってくる場合もありますが、給食センターで取れる措置といたしまして地産地消が言われるようになってから、今年の四月より食材を納入する際に生産地と生産者名を納品書に記入してもうらうようお願いしているところでございます。それで確認を取っているところでございます。それと米につきましては小林産のひのひかり一等米を児童生徒に食べてもらうために地産地消会議を今までに三回開き、JAこばやしと県学校給食会を通じて現在協議を進行しているところでございます。以上です。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 それでは市民病院の問題から質問をさせていただきます。先程市長ががん検診など治療を高めていくために新病院で取り組んで産婦人科は新病院で取り組んでいくということだったんですけれども、その新しい病院ができるまでにそこをどうするのかということで質問をさせていただきます。市長の答弁はお産の数が減っている。産婦人科で一億二千万円の赤字があると。医者がいないということを言われているんですけれども、出生数、数で言えば確かに減っているんですけれども、それは小林市に限ったことではなく、少子化ということでどこの自治体病院も減っています。逆に近くに産婦人科が一つでもなくなれば、ますます女性は子どもを産みません。少子化に拍車がかかるということも言えます。それと一億二千万円の赤字があると言われますが、赤字の原因の一つとしてお産の数は減っているんですけれども、入院日数が短くなっているということも言えます。例えば分娩後の入院日数が一日から二日短くなっています。また帝王切開入院日数が入院前に一日から二日、手術後に六日から七日短くなっています。産婦人科の手術も入院前に一日から二日、手術後に四日から六日短くなったという資料があります。入院日数の短縮化で収入が減っているということも一つ言えるのではないかと思います。 それと赤ちゃんを産んだ後のお母さんが育児への不安を持たないように産婦人科の看護師さん達がお母さんに保健指導を行ったり努力されているんですけれども、経営の面から言えば診療の収入を増やすための努力を何かされたんでしょうか。まず事務長にお伺いいたします。 ○久保茂俊議長 温水市民病院事務長。 ◎温水澄生市民病院事務長 患者さんの診療につきましては、今御指摘ありましたように入院期間の短縮ということで院内の会議等でもお願いをしているところでございます。それとスタッフの接遇についても現在は厳しくお願いをしているところでございます。そういうところで少しでも患者さんが来やすく来ていただきたいということで体制を整えたいということで現在やっております。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員
    首藤美也子議員 市長は経営の面からどういう努力がされたか。市長の方からちょっとお伺いしたいんですけど。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 経営の面からとおっしゃいますが、私は市民病院は私は開設者であります。管理は院長にお願いをしているんですが事務長と一緒にやっておられるわけですけれども、それぞれですね診療科目において例えば内科が三十パーセント、そして外科が二十パーセント、小児科十パーセント、産婦人科六パーセント、泌尿器科が十八パーセント、整形外科が十四パーセント、そして耳鼻科はこれは途中で閉鎖いたしましたけれども二パーセントぐらいの診療報酬を上げておったわけであります。その中で産婦人科が今申し上げましたとおり全体の内の六パーセントしか収入を上げることができないということなんであります。それであればやはり充実して完全にがん検診とか、あるいはがんの治療までできるようなそういう診療体制ができておれば私はそこで少々の不採算になっても続けるということはやぶさかではないんですが、今御承知のとおり病院が大変古くなりまして、やはり若いお母さん方はきれいな新しい病院においでになる。そしてそこでお産をされるという方が私は増えて来ているんではないかというふうに思います。従って私のところがえびのに産婦人科一つあります。小林市も開業医がいらっしゃいます。そして私のところまで入れましてそれを三つで調べて見ますと、どうしても小林市民病院の扱い件数が極端に少のうございます。その原因はやはり医者は二人いて看護体制もしっかりしているのに、おいでになっていただけないということがですね、やはり色々な要件があるんだろうと思います。やはり古くなっている病院というようなものについては敬遠されるところがあるかもしれませんので、新しくする時に充実した産婦人科にするということを今考えておるところであります。このことについては院長とも協議しながら進めてまいりました。従って院長等からも御意見があれば答弁したいと思います。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 病院長お願いいたします。 ○久保茂俊議長 市民病院院長。 ◎野本浩一市民病院院長 診療についてはこれからのがん検診のお話がありましたけれども、がん検診についてはもう既にいたしております。ただ措置というか手術そのものが婦人科のがんについては非常にと言うか、転移とか治療とかについて問題が難しゅうございますので以前からほとんど基幹病院とか大学とか県立宮崎とかいった所でいたしております。その後の療法というのを市民病院が担っております。収入っていう入院期間の短縮で収入が減っているというのは確かにございますけれども、これは国あるいは患者の皆さん方、全体的にというかそれを要求されていると社会的に要求されていることでございますので、そこについては我々がというか、不必要な入院日数の長期に延ばすことはもうできないと考えております。方向としてはどの科においてもですけれども短縮です。それでさらに診療報酬の面においても日帰り手術とか、奨励されておりますのでその方向性はずっと続いていくものと考えております。今、市長がお答えになられたように患者数の増加というのは少子化の中ではと言うかお産の数については増えるということは多分、根本的な問題が片付かない限りできないと思いますので、後は婦人科の検診あるいは婦人科指導ということを目指していかなければいけないと考えるんですが、ただ、いかんせんこの面に関しては設備、その他というか今ある市民病院の現状では中々そういった高度なところまでいけないのが現状でございます。以上です。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 私も今回休止問題で色々な方のお話を市民の方や病院の先生や看護師さんや色んな方とお話をさしていただいたんですけれども、根本的にやっぱり経営を赤字だからやめるというのではなくて、どうしたら黒字にしていくというそういうことをされていったのかなというのをすごく感じたんですね。一つ例をとりますと長年赤字経営で苦しんで来た自治体病院の例を御紹介しますけれども、香川県坂出市の坂出市立病院は十三年連続赤字決算が約二十五億円が累積債務でした。日本一の赤字病院と言われてましたが、この病院では経営健全化のために徹底的な職員の意識改革をはじめとする改善努力に取り組まれて見事に黒字に転換して累積債務を解消されました。赤字だから切り捨てるという考えでは絶対うまくはいかないと思います。又、病院新築の話が出ておりますけれど、いくら建物を立派にしても市長はじめとする経営者がしっかりしたビジョンというものを持たないと何もならないと思うんですね。私も民間の病院を見学に行きました。きれいな個室で本当に女性が大切にされている部屋造りだなあというのを感じました。その後、女性が赤ちゃんを産むということは本当に大変ことなんですね。その後に個室でゆっくりしたいと思うのは女性なら誰でも思います。産婦人科の方でもお産の部屋数は個室が一と二人部屋が三室ということですが、状況に応じて部屋数は使えるということでした。そうですね、はい。個室を使える部屋を利用して二つぐらいにして各部屋を壁の色とか、カーテンなどを女性の好むようにするだけで部屋の雰囲気は全く違ってきます。看護師さんの要望もあったと思うんですけれど、内装をきれいに造り変えたらどうでしょうか。市長。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 私は管理は院長、事務長にお願いをしておるんでありましてその病院内での雰囲気というものについては、私よりも院長、事務長の方が詳しゅうございます。従ってそれをやることによって改善ができるのかどうか。その辺りは院長か事務長から答弁をさせたいと思います。 ○久保茂俊議長 市民病院院長。 ◎野本浩一市民病院院長 私の方からお答えいたします。職員のというか一番の問題点は多分接遇というか接遇面にあるんだろうと思います。それで今までのというか努力色んなことをしてまいっていますけれども、意識の改革という面では上が医者から結局下のと言うか色んな例えばちゅう房の職員の方に至るまで本当に改革をしないことには多分駄目だろうと考えております。それが例えば看護師さんとか、それぞれの方の一人一人に例えば自分の病院だと意識があるかと言ったらまだ疑問ではないかと考えています。それで看護師さんというか医者の方もですけど、患者教育という言葉がございます。患者教育という、教育するという言葉は多分その中に患者さんを下に見ている。自分が指導するべき立場にあるとかいうような思いがあるんではないかと考えているんですけれども、今の時代は多分その患者教育という言葉というかそれ事態がおかしいんじゃないかと私は考えております。そういったところを踏えながら職員一人一人に今接遇とか、色んな面で今病院が困難な時に至って今一人一人にそういうことをお願いしなければいけないなあと。取り敢えずはと言うか意識の改革に関しては、色んな会合なんかで話が色々出たんですけれども、取り敢えずはと基本的には僕はもうあいさつだろうと考えて、まず大きな声で朝のあいさつをしましょう。「お早うございます」ということから仲間だけじゃなくて、患者さんにまずしましょうということで管理会議で訴えまして、今それをというかしていただいているところです。まず足元からということで今現在始めてて、意識というか坂出市でのお話が出ましたけれども、坂出市は公営企業法の全部適用そういった病院で院長先生が相当大きな権限を持っていらしゃいます。すべて人事権から持っていらっしゃいます。そういったことでもすべて作り変えることができたんではないかと思います。身近な所で優良自治体病院というところで鹿児島の市立病院がございますけれども、これは何十年も前から全部適用でずっとされててすべて院長に権限が集中したと。そういった所では院長のカラー一つで全部できるんではないかとは考えております。以上です。 ○久保茂俊議長 温水市民病院事務長。 ◎温水澄生市民病院事務長 院長の方からも今回答がございましたが、正に意識改革でございます。坂出市民病院の場合あるいは又鹿児島県の垂水病院の場合でも垂水病院の場合は特に公設民営型で運営は医師会がやっております。そういうことで徹底的な簡素化です。合理化それが行き届いております。今残念ながら市民病院の場合は一部適用でございますので、そこ辺が中々難しい点もあります。それと接遇につきましても何人か限られた職員かと思いますが、中々そこをどうするかということが非常に難しい状況でございます。それと緊急に八月に院内の全従業員を対象にアンケートを取りまして、このほど十月ですかその分析が終了したところでございまして、早速できることから始めようということで今実施をしているところでございます。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 市長が任せていると言うのであれば病院長と事務長で旗振って本当に市民病院を黒字にしていくんだという気持ちでやっていったらどうかと思うんですね。それで総合病院ですから何かあった時もすぐ対応できるわけでそういうところの安心面はあるんです。後は女性のニーズにあった部屋とかそういう院長先生の言われるように気配りの問題だと思うんです。私も個人病院に行ったんですけれども、本当にここの病院にいたいなとそしてここで産みたいなあと。また口コミで広がっていくわけですね。でも安心面では本当に総合病院しかないんですね。そういう意味で是非できるところ、このカーテンや壁を変えるとか、そういう皆さんの女性の好むような感じにするということは、まずできることだと思います。それをまずやってみることだと思います。それと医師の派遣問題にしても市当局が大学病院に市長が熱意を持って頭を下げれば解決できる問題です。皆さんの産婦人科を残してもらいたい理由として、皆さんのお手元に分娩の動向の資料があると思いますけれども、お産のためのまず一番目なんですけれども、お産のための入院患者数は言われるように減っていますけれども、帝王切開など危険を負う患者数は増えています。危険を伴う分娩の患者さんが市民病院に訪れているということです。また二枚目ですけれど、産婦人科の外来患者数はここ二、三年増加傾向にあります。これはお産のための患者さん以外の産婦人科の患者さんがたくさんいらっしゃるということです。いかに通院治療の婦人病を患っている方が多いかということがお分かりになっていただけると思います。皆さん男性の方はお産というと産むことだけだと思ってらっしゃる方が結構いらっしゃるんですけれども、お産には産むのと婦人病があります。婦人科が診る主な病気に子宮がん、子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣腫瘍、卵巣がん、子宮内膜炎などがありますけれど、市内の個人病院では初期の診察だけで治療できないものがあります。そうですよね。そのような方々の多くの方が市民病院の産婦人科で治療を受けていらっしゃいます。例を挙げますと子宮外妊娠の場合これは看護師さんに聞いたんですけども、抗ガン剤の治療は個人病院ではしないで市民病院でされています。このように患者さんはもちろん民間の病院にとってもなくてはならない治療拠点になってます。産婦人科がなくなることで今まで治療を受けている方々は遠方に行くことになるんですけれども、その精神的、経済的な負担というのは一層重くなるんですけど、このことについて市長はどう思われますか。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 今までも私院長に聞いたんですが、高度な婦人科の治療については大学病院あるいは県病院そのほか当市の病院よりも施設の整っている病院に搬送しておったというようなことを聞いたわけであります。しかし、民間のこの辺りの先生方の治療よりは高度な治療をしておったんではないかと思いますけれども、どのくらいの施設、どのくらいの準備をすればですね市民病院が満足であるかというようなことについては、私も医者じゃありませんし、院長の御意見等を聞きながらこれからはやってまいりたいと思います。しかし、全く遠くなるとおっしゃいますけれども、今市内でお産のできる病院はあたしの所と生駒クリニックの二つじゃないかと思うんですが、そしてえびの市に一つございます。そこにまずお産はこれは病気じゃありませんので、まず行かれる。お産正常分娩であればこれは普通の産婦人科の先生ならおできになるわけであります。ただ異常分娩になったときから医療行為が始まるわけでありまして、その異常分娩に対応できるような完全なものを当市にということについて今まだ十分でないと思います、今ある産婦人科が。従ってもしこれを充実するにはもう少し病院その物を改築した段階で充実をしていくべきだと私は思っておるんであります。従ってその間どうするかということですが、これも院長辺りの意見も聞いたんですが、早めにその患者さんの送り先等を開業医の先生方の方で十分認識していただいて、受け入れ側とのコンタクト十分取りながら治療をしていただくように話をしていきたいというようなことは言っておられました。私もそれでいいんではないかというふうに思います。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 個人病院で対応できない人が市民病院に送られて来るんです、今まで。だからそういった人達がどこに行くのかということを言っているんですけれども、今言ったように重症の人は個人病院から市民病院へ送られて来ます。総合病院というのは様々な特徴があるんですね。以前、妊婦さんが交通事故で運ばれて来られたことがあるそうです。その妊婦さんは十箇月目で帝王切開して赤ちゃんは助かったそうです。母親はすぐ外科の総合病院ですからすぐ外科のドクターに診てもらったら肝臓からの出血ということが分かりすぐ処置して母子共に命が助かった例もあります。こういうのは何例もあるんですね。子宮外妊娠の場合は卵管破裂でショックが起きても個人病院だと運ばれて来るんですよ。だけどやはり総合病院だから各科呼び出して医療スタッフがそろっているから対応できるんです。お産は病気じゃないと市長はおっしゃいましたけどお産は安全と思われがちですけれど、何がいつ起きるか分からないんです。だから総合病院だからこそすぐ対応ができて、安心して女性の方は受けられるんですね。と今までも言いましたけど財政とてんびんで計れる問題じゃないんです。命をつないでいけるこの病院の役割というのはすごく大きいということを思ってください。 最後に、市民病院に設置されている何でも意見箱の中の投書を紹介します。以前、里帰り出産をしたのですがどこの病院も受けてもらえず市民病院さんだけ出産をしてくれました。臨月間近だったので本当に感謝の気持ちでいっぱいでした。それが産婦人科がなくなるとの話を聞き残念です。里帰り出産をする人達はどこで出産すればいいのでしょうか。もう一枚、産婦人科を四月以降も続けてほしい。現在第二子を妊娠中です。予定日は四月十九日第一子の時も切迫で三箇月入院しました。今回も切迫流産で二十一日間入院しました。今後も何があるか不安です。その上私は二回流産したことがあり個人病院にかかるのは不安であり、市民病院でのお産を希望しています。市長さんはじめ病院長さんには市民のための病院であることをもう一度考え今後も安心してお産できる病院にしてほしい。これは原文のままで了解を得ましたので今読ましていただきました。市長これをお聞きになりましてどうお感じになられましたでしょうか。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 切実な御意見だというふうに思います。ただ全く小林市内でお産ができる病院がないというわけではありませんし、一応そこに診療をお受けになりましてそれから切迫流産なりあるいはそういう経験のあられる方は時としてそういうことは重なって起こってまいりますので、やはり総合病院の安心できるような病院とタイアップをしてお産に備えていただけばいいんではないかと思います。確かにそういう例がですね市内で幾つかあることは分かります。分かりますがそれをすべてをフォローするために市民病院の今の産婦人科今の状態で私は運営するのは、やはり総合病院全体のことを考えますとやはり得策ではないというふうに思いますので、一時休止をさしていただきたいというふうに今考えているところであります。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 病院長どうですか。 ○久保茂俊議長 市民病院院長。 ◎野本浩一市民病院院長 院長としてお答えします。少子高齢化あるんですけれども、今四月それ以前からの診療報酬改定、特に今年度の診療報酬のマイナス改定で昨日というか昨日の宮日でも多分御覧になられた方が議員の方々もいらっしゃるんじゃないかと思いますけれども、民間医療機関の三割が赤字になっている、赤字が予想されるということでした。今市長がおっしゃいましたように病院そのものがその赤字が累積してなくなったら元も子もないんじゃないかなあと考えます。院長の立場としてはしばらく休止させていただいて、そして何年先か分からないとおっしゃいましたけれども、できるだけ早期に建てていただくことをお願いしながら、できた暁にはちゃんときちっとして本当の基幹病院としてできるようになりたいと考えております。以上です。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 市長のお孫さんもこの市民病院にお世話になったと聞いております。ここにいる何人かの方のお子さんやお孫さんも市民病院にお世話になったと思います。私も長女は都城の個人病院に掛かっていましたけれども、お産は地元の病院で安心して産みたいと思って市民病院で出産しました。たくさんの人の声があります。病院なくなったら元も子もないからというふうにだから切っていくんだと言われますけれど、耳鼻咽喉科も廃止しました。産婦人科の今度休止、今度は小児科はしませんと言いますけど分かりません。今までの市長の話、病院長のお話をちょっと伺ってますと赤字になった所はどんどん切り捨てていくのかっていうふうに聞こえます。そうじゃなくって一番最初に言いましたけれども、経営努力みんなで看護師さん、婦長さん、みんな病院の各科の方本当に膝を付き合わせて市長何日間もどうしたらいいかということを話合われたことがあるんでしょうか。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 先日私は看護師さんの数名の方と一時間以上にわたりまして話をいたしました。看護師さんもこのことについては真剣にお考えになっていらっしゃいます。御指摘のように切迫流産あるいは正常分娩が途中で異常分娩に変更になったような時に心配であるというようなことはおっしゃっておられました。しかし、私どももそういうことはあってほしくないんですが、やはりその数から言いましてやはりほかの方法でそういう場合は対応するというようなことで、しばらく私は市民病院の産科については産婦人科については、休ましてほしいということをそういう方々とも話をしました。一生懸命接遇についても患者さん扱い、それについても一生懸命やっておられます、看護師さんは。私もその熱意は十分伝わってまいりました。ただ、その方々をお産はもちろんされないんですが、今度は重症患者が入るベットが今足りないわけであります。その重症患者さん等を入っていただくようなベットにそこは利用したいというふうに考えておりまして、そういう場合にこれからが病院全体としてどのような運営が最も好ましいかというようなことは病院側とも十分話をしながら進めてまいりたいというふうに思います。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 何度も言いましたけれど、産婦人科は女性にとっては本当に必要な診療科目です。女性と赤ちゃんにとって命と健康を守る最後の砦となる産婦人科を継続することをこの場ではっきり証明してください。市長いかがですか。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 今のままの状態で継続するということは考えておりません。改築した後にはより高度な治療ができるような産婦人科にもっていきたいというふうに思っております。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 次に、給食問題に移ります。お話を伺ってますと地元産の農産物を結構取り入れているということですけれど、今の給食体制は定時定量出荷という工業製品のような生産出荷体制をとらないと食品を取り扱うのが難しいという状況にあるように思われます。野菜についても何が安全か判断の基準のないまま信用するのはどうかなあとお話を聞いてて思いました。先日、私は西小林の方で無農薬野菜を四町歩作っている方にお会いしました。市長のそこのお手元のところにあるんですけれど、無農薬有機野菜を作ってらっしゃる方は小林にも結構いらっしゃいます。三年寝かせた完熟たい肥で土づくりに力を入れておられて、その生きた土の力ですばらしい無農薬有機野菜の栽培の野菜を作ってらっしゃいました。階段を上がった所に大根とホウレン草を置いてたんですけれども、私も今まで虫が付いてない野菜というのは農薬や化学肥料をいっぱい付けたもんだと思ってましたので、家に帰っても水でざーっと洗ってたんですね。だけどそこに行ってびっくりしたのは、もう土が本当に完熟たい肥で見られて分かるように虫もほとんど付いてませんし、立派にお野菜が育ってます。だからで甘くて本当こんなのを子ども達にまずは食べさせてあげたいというのは本当に心底思いました。学校教育課長がおっしゃいましたように有機野菜は適期適作でないと収穫ができませんので、学校給食にというのは難しい面があると思います。だけどその時期にできた物しか食べれないとそれが本当ですよね。子ども達は夏にホウレン草が出てきたり、冬にキュウリが出てきても何も不思議がりません。だからそういうことが食文化の崩壊に私はつながっているんじゃないかなあと。教育面ですごく重要な意味があるんじゃないかなあと思います。今までがずっとそういうふうに流れて来ましたから。いきなり学校給食に無農薬有機野菜を取り入れることは難しいですので、それは今後色んなことで検討していくということで、まず一回どっかの小学校で無農薬有機野菜を食材に使った給食会をしてみてはどうかと思うんですけれども、教育長いかがでしょうか。 ○久保茂俊議長 教育長。 ◎山口寅一郎教育長 半分以上は同じ考えだというふうに思いますし、今最後にどっかで給食会をしたらどうかという今お尋ねでありますけれども、当然先程申し上げておりますように今その地産地消の問題について、広い意味で土俵づくりをしているということでその土俵に誰が上がってくるかと。そしてその土俵の中でどう議論するかと。そうなれば先程申し上げたようにJAさんであるとか、あるいは農林課さんだとか、教育委員会だとか、生産者だとか、そういうことでそこの土俵の中で色々と議論していってそこでじゃどうするかと。あなたも御存じのように今まで野菜を取っているそういう業者の方もいらっしゃるし、そういった問題等もやっぱり整理していかないといきなりというわけにもいかないような気もするわけであります。だからそういったことの流れの一つに今最後におっしゃったような事柄も十分考えながら対応して行きたいなあというふうに思っておるわけでございます。先程申し上げたように学校給食でありますので、やっぱりその各学校の子どもを預かっている校長先生方もやっぱりJAの関係の人とお話を聞いたり、又意見を申し上げたりと。そういうようなことを一つ一つ外堀りと言いましょうか、ハードルをやっぱりクリアして行きながら行かないと一挙にはやっぱりいかないなあと。そこは一つ十分御理解をいただきたいなあというふうに思っております。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 やはり教育委員会、教育長が音頭をとってやるべきだと思います。宮崎県では「みやざきの食と農を考える県民会議」というのがあります。地産地消の利用促進に関しての働き掛けをしています。地場産物を利用した学校給食への支援事業もあり、今回各市町村教育長への要請もあったと思います。小林市では今年度は取り組まれなかったようですけれども、そういう事業を利用してみるのも大事じゃないかと思います。県の方に聞きましたら来年度も拡大してその事業をするということですので、是非乗っていただきたいと思います。安心安全な地産地消の例を挙げますと綾町が有機農業開発センターを中心に農産物の食材を学校給食に取り入れています。また山形県長井市が自給率調査を行ったところ九十三パーセントが地元以外から入って来たという例もあります。まずは先程おっしゃったように推進会議を立ち上げたということですけれども、教育委員長が中心になってJA、関係機関、保護者と栄養士も交えて組織体制をきちっと作って、そして先進地視察など行って是非実現していただきたいと思いますけれども、いかがでしょうか。 ○久保茂俊議長 この際、十分程度休憩いたします。                         午前一一時〇四分 休憩                         午前一一時一六分 開議 ○久保茂俊議長 休憩前に引き続き会議を開きます。教育長。 ◎山口寅一郎教育長 先程の質問の中に健全な食生活推進事業における食農教育取り組みというようなことでこの事業があるわけでありまして、御質問のとおりでありまして西諸教育事務所管内にありません。来年はこの事業が続くとすれば小林市も手を挙げたいというふうに思っております。なお、首藤議員も先々を読んでの御質問でこうしなさいというような御質問もあるわけでありますけれども、ここでこの十二月議会で農林課長と教育長が学校給食について同じさっき土俵と言いましたけれども、テーブルで色々やりながらでここに一緒の立場で答弁するというのも我々はやっぱりそういう努力をして今が十二月議会があると思うんですよ。だからこう先を見ておっしゃることはいいんですが、我々もやっぱり物事の条件整備をしながらやっぱり進めていかなければいけないなあとそういう気持ちでおりますので、見方としては少し余裕をもったそういう見方で見ていただくといいかなあということも思うわけでございます。以上です。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 はい、私は性格がちょっとせっかちですので、結果は一緒ですので早くやってほしいと思います。地産地消会議を今まで三回開いたということですけれども、お米の取り組みもアイガモ米を作って料理教室を開いたりとか努力を色々取り組んでいらっしゃるということで私もすごくうれしく思いました。農林課長にお米のことで何かお米は取り入れられそうじゃないか学校給食にというお話もお伺いしたんですけれど、そこら辺のお話をお聞かせ願えればと思います。 ○久保茂俊議長 中山農林課長。 ◎中山敏章農林課長 今前の質問でございますが、教育長の方から農林課もということが出ましたが、実は先程言われまして一月十四日に小学校の校長先生、中学校の校長先生を校長会という形ではございますがアグリサポートセンター北西にあるんですが、その会議室を借りてしていただけるということになったところでございます。大変有り難いというふうに思います。今の御質問でございますが、実はこの地産地消推進会議ということで進める中でお米は取り組めないかと、いわゆる小林市産米についてはどうかという話をしたところでございます。それで学校給食会の方にも参りまして色々話を聞かしていただいたんですが、学校給食会といたしましては小林市の「ひのひかり」、それから「雁の舞」こういう品種はあるわけですが、この生産された米を約三十キロ米の袋で三千袋こういうふうに利用をさしていただいておりますという返事をいただきました。計算しますと九十トンぐらいになるかというふうに思いますが、こういう形で西諸の米につきましては西諸で、小林市の米につきましては小林市でといういわゆる地産地消を県内の方で取り組みは県内産ということで取り組みをさせていただいておりますという返事をいただいたところでございます。今のところそういうことで米については返事をいただいておりますので今の段階では特にこれがいけないということじゃなくて一応御理解はいただいているというふうには思っておるところでございます。その他につきましても色々と今から先も協議をさしていただくということで、一応返って来たところでございます。以上です。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 近くのえびの市は米の消費を上げようと昭和五十六年に米飯工場を造ってそれから米飯の学校給食になっています。月曜日から金曜日まで米飯で年に二、三回パン食だそうです。混ぜ御飯やおこわとか色々工夫しているので、子ども達はパン食という声はあまり出ないんだそうです。だから料理の工夫でごはんを米食を食べているということでそれとパン輸入小麦の残留農薬問題というのがあるんですけれども、兵庫県の山波町では国産小麦を町で買い取って農産物加工場でパンを作って給食に取り組むようです。地産地消の観点から言って農林課が中心になって、JA、教育委員会、センターと県との協議を色々努力されていると思いますけれど、より一層深めて本当に子どもに安心安全な食べ物が少しでも入るように、やっぱりちゃんと推進体制というんですか、できてますと言われますけれども具体的にどう取り組んでいくかという計画まで立てて着実に今日よりも明日、明日よりも明後日というふうにやっていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。 次に、環境問題に入ります。広域ごみ対策協議会の中では広域化の枠組みの見直しが行われたということで、可燃ごみの焼却処理については平成二十二年まで小林市は民間施設への処理委託をして、平成二十三年からえびの市への処理委託を行うということですけれど、九州北清には炉が一つしかありませんけれど、それが長期間ストップあるいは倒産とか身売りとかいうことになった場合はどうするんでしょうか。課長にお尋ねします。 ○久保茂俊議長 鸙野生活環境課長。 ◎鸙野利徳生活環境課長 お答えいたします。既に御承知のとおり十一月の二十五日から小林市の廃棄物については民間にお願いをしているところであります。広域化の協議会いわゆる西諸の地区ごみ対策協議会の中では、小林市のごみにつきましては二十二年までは民間で委託、その後についてはえびの市への委託ということがですね地区協議会の中で合意決定をされたわけであります。そういった中で今おっしゃいましたその倒産という言葉がでましたけれども、その緊急的な炉の停止等についてはですね当然今保管施設等のストックヤードが建設中でありますので、これについては長期間について対応できるというふうに。倒産ということに対してはですね飽くまでも仮定でございますので、発言は控えさしていただきます。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 ストックヤードを建設中ということでどれぐらいのストックヤードを建設して、そしてどれくらいの期間保管できるのか。それをお尋ねします。 ○久保茂俊議長 鸙野生活環境課長。 ◎鸙野利徳生活環境課長 お答えいたします。この前の十一月二十日の議員研修の時もですね首藤議員も同行されたわけですので、十分中身は施設の中身は見られたというふうに思っております。今そこでくい打ちが終わって北側に保管施設の工事が進められております。これが一月いっぱいで完成をするということで約九千立方メートルということであります。これについては生ごみ等の保管施設ができるということであります。以上であります。期間については全体としまして約一万七千立方メートル以上ありますので、生ごみについては相当な期間が保管できるんじゃないかというふうに思っております。以上であります。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 県が北清のストックヤードを視察に行ったということを聞いているんですけれども、課長その報告を聞いてらっしゃいますでしょうか。 ○久保茂俊議長 鸙野生活環境課長。 ◎鸙野利徳生活環境課長 直接は分かっておりませんが、当然保健所がですねその施設については見に行かれたんじゃないかというふうに思います。以上です。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 日立造船と九州北清の引渡しについてお伺いします。九月議会で助役は正式な引渡しは済んでいますと言われて、市長は文書による確認はしていないと言われました。どちらなのか正確にお答えください。 ○久保茂俊議長 助役。 ◎中山藤作助役 九月議会で引渡しについては済んでおるということを申し上げましたが、これは直接会社の方から聞いたものでございます。それから正式な文書を頂いていないと市長が言いましたのは例の出回っておりました、何という文書でしたかね、あれがその正式な文書でないのでそれに対する社としての正式な文書は発行できませんとこういうことであったわけです。けれども市としても非常にこの内容について御心配でしょうから口頭において、それぞれ逐一御説明申し上げますということで説明を受けたところであります。その中で引渡しについても済んでおりますということでございました。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 助役は見ているわけですよね。助役、助役見てますよね。見てるわけですよね。その文書を。文書を見せていただけますか。 ○久保茂俊議長 助役。 ◎中山藤作助役 この文書のことですか。これはその時も私は持っておりますと申し上げましたけれども。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 日立造船と九州北清の引渡しについてお尋ねしますと言ったんですけど。 ○久保茂俊議長 助役。 ◎中山藤作助役 先程言いましたようにこの引渡しについてもですね、この中について色々と書いてありますけれども、こういう中については正式な文書として社がやったものでないので、正式な文書として回答する訳にはいきませんと。ですからしかし市でも心配でしょうから口頭でお話をしますということであったわけです。ですから文書はないわけです。その時に正式に引渡しは済んでおりますということでございます。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 口頭で言ったことを信用しているわけですね。分かりました。なぜこういうことを聞くかと言うと北清の炉の連続運転が契約上の時間に達していないので、北清と日立造船は建設費未払いの問題でトラブっているという話が聞こえて来るんです。そういうことはお聞きになっていらっしゃいませんか。 ○久保茂俊議長 助役。 ◎中山藤作助役 聞いております。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 聞いているとよくそんな言えますね。本当に。北清はですね早く売りたいと思っているんじゃないですか。川井社長が市長に施設を買ってくれと言ったら市民病院があるので買えないと市長は言われたそうですけど、それは本当ですか。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 いつの話か知りませんけれども、私はそういう話をまともに話合ったことはありません。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 次に、スラグについてお尋ねします。九月議会にて市も最終処分場にスラグを埋め立てる前に安全であるかどうか確認するということでしたけれど、その結果はどうなったんでしょうか。 ○久保茂俊議長 鸙野生活環境課長。 ◎鸙野利徳生活環境課長 お答えいたします。これにつきましては九月議会でそういう御要望がございましたので、委託をする前に北清のスラグを検査協会にお願いをしたところであります。十月の二十四日に回収をしております。以上であります。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 十月二十四日に結果が出るということですか。回収、分かりました。北清からのスラグはいつ、何トン搬入されましたか。 ○久保茂俊議長 鸙野生活環境課長。 ◎鸙野利徳生活環境課長 お答えいたします。これは契約に基づきましてですねいわゆる小林市が持ち込んだ廃棄量の十五パーセントを持ってくるということでありますので、その昨日まで百トンあったから明日は十五トン持って来るそういうやり方当然それが本来でしょうけど、その都度その量に応じて持って来ていると。最終的にはその量については十五パーセントになるようにということで行っております。最初持って来たのは今週であります。以上であります。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 私も調べました。十二月二日三・五トン、三日八・七二トン、計十二・二二トン。十五パーセントを埋めるということであれば、十七・六六トンになります。溶出試験はいつ、誰が、どのような方法でするんですか。 ○久保茂俊議長 鸙野生活環境課長。 ◎鸙野利徳生活環境課長 それは今した結果じゃなくて、今からのことだというふうに思いますけれども、当然議員さんもお詳しいのでそのことにつきましては一応私の方から申し上げますけれども、溶出試験は今のところですね今年度についてはあと一月と三月、あと二回ほど予定をしております。来年度にもし委託という形になればですねこれについては毎月随時行って行くという考え方であります。それとその測定はどうされるのかということで、これは当然関係省令がありますのでいわゆる金属等を含む産業廃棄物の判定基準とか、それから検定方法というのがございますので、それに基づきまして検査を溶出試験を行うということになっているふうに思います。以上であります。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 市はどういう溶出検査をするんですか。 ○久保茂俊議長 鸙野生活環境課長。 ◎鸙野利徳生活環境課長 お答えいたします。これは法に定められておりますので、いわゆる有害物質に含まれる産業廃棄物の判定基準というのがあります。六つの重金属について判定を行います。以上であります。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 この前の溶出の結果が出ていると思いますので、その資料を提出していただけますか。 ○久保茂俊議長 鸙野生活環境課長。 ◎鸙野利徳生活環境課長 結構であります。後程提出いたします。
    久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 市の最終処分場には何が入って来るか分からない物が持ち込まれて来るわけですから、市では簡単に溶出試験をするというのじゃなくて、第三者である公的機関、宮崎県環境科学協会という所があるんですけれど、そこで検査した方がいいのではないかと思いますけどいかがですか。 ○久保茂俊議長 鸙野生活環境課長。 ◎鸙野利徳生活環境課長 当然こういう検査機関はたくさんあるわけですけれども、今言われたように今回、小林市が契約前に行った溶出試験はお願いした所は今議員がおっしゃった所にお願いしております。以上であります。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 今後もここでするんですか。 ○久保茂俊議長 鸙野生活環境課長。 ◎鸙野利徳生活環境課長 当然随契ということをそこら辺のところがその何と言いますか、競争入札とか色々契約にあるわけですけれども、その中でもし随契ということが妥当であればですね、それが適当であればそういう形になろうかというふうに思います。以上であります。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 北清に先日視察に行った時にスラグと飛灰が別々にあったんですけれども、飛灰は福岡に持って行くということでしたが、市の最終処分場にはスラグだけを持って来るんですね。 ○久保茂俊議長 鸙野生活環境課長。 ◎鸙野利徳生活環境課長 これは前々からですねお答えをしておりますとおり、いわゆるスラグだけを小林市の最終処分場に持ち込むということであります。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 北清の飛灰はどのような状態で出されているんですか。 ○久保茂俊議長 鸙野生活環境課長。 ◎鸙野利徳生活環境課長 どのような状態と言われますとちょっとどういう答えたらいいか分かりませんけれども当然向こうの、議員も見られたとおりスラグのストックヤードから私の所の最終処分場の方に向こうから持ち込みされるということになっております。以上であります。大変申し訳ありませんでした。飛灰についてはどういう方法でされているのかということであります。当然それは会社側がこれは私どもの方で持って来るわけじゃございませんので、会社側の方で処理されておるというふうに思います。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 飛灰は課長も御存じだと思いますけれど、灰固形化されて福岡に持って行くということで灰固形化なんですね。飛灰を固形化したのが手に入りますでしょうか。頂けますでしょうか。 ○久保茂俊議長 鸙野生活環境課長。 ◎鸙野利徳生活環境課長 今おっしゃったお願いですけれども、会社側の方にお願いしてみたいというふうに思います。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 なぜこういうことを聞くかと言いますと、灰固形化してスラグと一緒に混ぜたら分からないんですね。受入先をはっきりさせてほしいんですけど、その時に契約書の写し等々があれば頂きたいんですけど、そこまで話をしていただけますか。 ○久保茂俊議長 鸙野生活環境課長。 ◎鸙野利徳生活環境課長 お答えいたします。その件については先程の件と併せてお願いをしたいというふうに思います。 ○久保茂俊議長 助役。 ◎中山藤作助役 飛灰のですね固形化ということについて若干説明をさしていただきたいと思いますけれども、飛灰を固形化して固めるということはなんかこんな固まりになるということではないんです。普通我々が見た場合にはほとんど灰と変わりません。ただ成分的にですね固形化されておるということが固形化と言われている。灰を固めたからこんな形、固まりになっておるというふうにならないんです。それを一つお間違えないようにお願いをしたいと思います。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 それはよく分かってます。でも間違いやすいからですねスラグとですねそのことを言っているんです。混ぜたら分かりません。二日、三日、昨日ですね最終処分場に北清がスラグを運んだということで見て来ました。その中の一部を持って来たんですけれど、皆さん見えますか。北清に視察に行った時も、これが八女のなんですけど、北清で見たのはこういうスラグになりますとガラス状になりますと言われたんですけれどもこういうのが所々入ってました。これは何ですか。市長。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 スラグヤードにあったんであれば私はスラグだと思います。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 課長はどうですか。 ○久保茂俊議長 鸙野生活環境課長。 ◎鸙野利徳生活環境課長 お答えいたします。市長が言われたとおりスラグであります。この何と言いますか塊状と言いますか、一つの塊になった状態ですね。これの原因、通常は水砕することによって小さな粒、今言われたガラス状になるわけですけれども、廃棄物の性状によってはですね、今言った形が変わってくる仕方が変わってくるということがですねあるということであります。今言われたようにそういった物が一部あることはあります。今言ったような形でその固まりについてはそういう理由であります。それとほとんどについてはですね九十五パーセントについては小粒のガラス状の状態であるということであります。以上であります。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 課長これを見て何が言えますか。 ○久保茂俊議長 鸙野生活環境課長。 ◎鸙野利徳生活環境課長 何と思われますかということだったと思いますけれども、先程市長からも言われているとおりスラグであると思っております。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 一千三百度高温で溶融焼却するんじゃなかったんですか。これは燃えてません。燃えてない、こんなのを最終処分場には埋められないですよ。どうするんですか。 ○久保茂俊議長 鸙野生活環境課長。 ◎鸙野利徳生活環境課長 何回もですね議会あるごとにスラグの安全性を問われております。何回も同じことになるわけですけれども答えは。先程申し上げましたとおりこういった判定基準、検定方法そういったものに基づいてそれに基づいて溶出試験を行った結果をですね安全であるということをして搬入をする持込みをするということになります。以上であります。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 何を見ても安全なスラグなんですね。その言葉を信じます。市の一般ごみを北清に委託していますけれども、市民が北清に対して閲覧を求められますか。 ○久保茂俊議長 閲覧、もっと具体的にお願いいたします。首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 実地調査でなく閲覧のことを聞いているんです。 ○久保茂俊議長 助役。 ◎中山藤作助役 北清の工場の中での色んなことの閲覧だろうとお考えのことだろうと思いますけれども、これは北清が何と言いますか企業として外部に漏らしてはならないというようなことでなければですね、それは北清のお考えでされるんじゃないでしょうか。私の方から会社でそれは閲覧しますとか、しないとかいうことについては申し上げられません。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 助役、勉強不足です。あのですね法律で決まってます。廃棄物の処理及び清掃に関する法律施行規則の第四条の第六項に記録の閲覧はできるとあります。どうですか。 ○久保茂俊議長 助役。 ◎中山藤作助役 小林市はできると思いますよ。先程一般住民の方々がちょっと行かれてあれを閲覧さしてくださいということではなかったんでしょうか。小林市のことでしょうかそうであれば先程の答弁は撤回さしていただきます。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 市民が閲覧ができるということが書かれてあるんです。 ○久保茂俊議長 助役。 ◎中山藤作助役 書いてあればですね、私ももう一遍それは勉強さしていただきたいと思っております。もしそうであれば私の不勉強だったというふうに考えております。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 第四条の第六項に一般廃棄物処理施設の許可を受けた者は環境省令で定める事項を記録し、これを生活環境の保全上利害関係を有する者の求めに応じ閲覧されなければならないとあります。もう一度よく読んで見てください。平成十五年四月以降の委託年間処理量と委託料は幾らになりますか。 ○久保茂俊議長 鸙野生活環境課長。 ◎鸙野利徳生活環境課長 十五年度の委託量と委託料金だったですかね。ということでありますけれどもこれは議員も御承知のとおりですね今非常に資源のリサイクルと言いますか、循環型社会を迎えた今日色んな形で資源化に取り組んでおります。そういった形で十五年度についてはまだ正確に幾らということは申し上げられませんけれども、できるだけ焼却していく量を減らしていくということに努めていきたいと。そのためには前から御指摘のあります生ごみ等のたい肥化これについてもですね、年度の十五年度の途中からだったらですねそれについては進めて行きたいと。それと料金が幾らかということについてはですね、まだ今十四年度をお願いした矢先でありまして、まだ来年度のことまでについては協議をいたしておりません。以上であります。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 当初予算で上げてないんですか。 ○久保茂俊議長 鸙野生活環境課長。 ◎鸙野利徳生活環境課長 お答えいたします。今の予算要求十五年度の予算要求については十四年度の金額で要求としてはお願いしてあります。それについてはですね今後まだまだ予算の確定ということになりますとまだ期間があります。その間において当然協議がされていくというふうに思います。以上であります。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 先のこととおっしゃるんですけれども、市長は委託料金の上限をどれぐらい見ていますか。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 上限を幾らと今おっしゃいましてもちょっとこれを私の考えを言ってみても相手と協議をしなければならないわけでありますので、上限を幾らに持っていくかということについてはちょっとお答えしにくいんですが、ただ協議を前の料金を決めます時に会社側として私どもも小林市のごみをやらしていただく。又、小林市に造らしていただいた以上そのような理不屈なことは考えておりませんということでそう極端な料金の値上げということは考えておられないと私は思っております。従ってこれから協議をいたしますけれども、どの程度になるかはちょっと分かりません。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 ちょっと分からないじゃもしですね今トン当たり一万九千円ということなんですけれども、もし相場が大体四万円と聞いてますので、西都市も四万円で取引してますよね。三万五千円から四万円ということを聞いてますので、もしですね、いやもうごみがないからその契約ですから営利企業ですから上げますよと言われた場合は市としてはそれに従わざるを得なくなるわけですよね。ですからそこのところをどう考えていらっしゃるのかなあという考えを聞きたいんですけど。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 協議ということを言っているわけですから、お互いに話合いで決めるということですから、一方的に向こうがこの値段で言ったって私どもはそれを了解するというわけにはいかないわけであります。従って納得づくでやるわけであります。そしてそう極端な値上げ等については考えていないということをおっしゃっておりますので、そう倍にもなるようなことは私はないと思います。ですからその料金については今後十五年度のものについては、協議はさしていただきたいというふうに思っております。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 清掃工場に自己搬入する人もいるんですけれど、職員体制というのはどういうふうになっているのかを教えてください。 ○久保茂俊議長 鸙野生活環境課長。 ◎鸙野利徳生活環境課長 お答えいたします。今言われた件ですけれども、向こうの方に直接、現在も直接搬入があるわけですけれども、それについてはピットその中にプラットホームの中にコンテナを置きましてそこにですね、トラックが上がるような緩やかな何と言いますか台ですけど、そこで搬入ができるという体制を取っております。それで職員についてはですね当然そこの中で不燃物等がどんどん入って来ますので、それについて計量が係がおりますので計量室は御覧になったと思いますけれども、計量室は新しく今、場所を変えましてプラットホームの中にありますけれども、そこでですね職員が管理をしておるというのが現状であります。以上であります。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 市の清掃工場を休炉にするということでしたが、本当に今まで言ったようにいつ何が起こるか分からないので、いつでも立ち上げる用意をしておくべきと思いますけれど、清掃工場を一年間メンテナンスされるということでしたけれど、その予算額は幾らぐらいですか。 ○久保茂俊議長 鸙野生活環境課長。 ◎鸙野利徳生活環境課長 お答えいたします。それについてはですね当然メンテについては来年度になるわけですけれども、これは飽くまでも予算要求という形でお願いをしております。どういう形でのですねメンテが一番いいのかということもですね当然でありますし、万が一そこを立ち上げるとなった場合ですね、その辺がメンテが行き届いていないと何と言いますか、余計な経費が掛かってくるということになりますので最低限の維持管理についてはメンテをしていきたいというふうに思っております。以上であります。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 市長にもう一度お尋ねしますけれども、今後の高度処理の改造計画はあるんでしょうか。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 考えておりませんが、ただメンテナンスとしては一応やはり撤去するというようなことも将来は考えられるわけでありまして、その時のためにはですねやはりある程度のメンテナンスをしておかないとダイオキシン等が集積しているような場所があったりなんかしてもうまくいきませんので、必要最小限のメンテナンスをやるべきだというふうに今考えておるところであります。ただその金額は幾らになるかまだちょっと分かりません。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 清掃工場を撤去することもあり得るということですか。今清掃工場メンテナンスをするということなんですけれども、メンテナンスはされますということなんですけれど、なぜ今後高度処理までやった方がいいかというのは今まで言ってきましたけれども、えびの市への委託処理というのは平成二十三年からですから、九年間あるんですね。その九年間の中で九州北清がちゃんと営業をしていけばいいかもしれませんけれども、今まで言ったように様々なトラブル等がありますし、万に一つそういう所に搬入できないとなった場合に私達のごみというのは毎日出てますので、市長聞いてらっしゃいますか。ですからその九年間というのはすごく気掛かりなんですね。えびの市さんに頼んでその後、広域化で西諸でするというのは結構だと思います。ですけれどそういう状況ですので、信じることも大事だとは思いますけれども、万の一つのことも考えて維持管理を行ってでも一年放置したら排ガスを出す管とか、サビが付いてですね使えなくなるとか、それと費用が今やれば十億円ぐらいで済むという試算が出てますけれども、段々毎年毎年そのまま維持管理だけしてても使えなくなると。結局十五億円とかですね費用がかさんでいくんですね。ですからやはり自前の焼却施設をきちんと排ガス高度処理対策をしておかないと九年間はもたないと思うから私は言っているんですけれども、もう一度市長にお尋ねします。どうですか。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 九年間北清が立派におやりになった場合はどうなるんですか。それはやっぱり考え方だと思うんです。あなたは九年間の内には北清がどうなるか分からないとおっしゃる。私は九年間北清が立派におできになるんではないかと思っております。しかし、一つのスパンで九年というのは長いから五年の十年を考えて委託についてはそういうふうに考えていくべきじゃないかとかねてから私は申し上げております。北清を信頼するということであればメンテナンスだってあそこへ人が飛び込んで行ったりなんかすると困りますから、そういう管理等についてはやはり必要最小限のものはしておかなければいけないんではないかというふうに考えておるわけであります。 ○久保茂俊議長 首藤美也子議員。 ◆首藤美也子議員 環境問題も病院問題も本当に市長と議論してても並行線でむなしいばっかりですけど、今日の一般質問で私は本当に産婦人科の新しい病院ができたら作るのは産婦人科を作るのは当然です。女性は怒っているんですよ。建替えの時期はいつを考えているのか最後に教えてください。病院の。 ○久保茂俊議長 時間外での質問ですが。市長。 ◎堀泰一郎市長 いつということをはっきり申し上げられればいいんですが、これには色んな要素が関係をしてまいります。市町村合併のことも考えなければいけません。単独でやるということになった場合には少し早めになるかもしれませんが、色々コンサルタント等に委託をいたしまして、広域でやった方が得策であるという趣旨のコンサルからの報告は受けておりますけれど、何しろ相手のあることであります。単独でやらざるを得ない場合もあるかもしれませんので、その時期等については今申し上げられません。 ○久保茂俊議長 この際、昼食のため暫時休憩いたします。                         午前一一時五八分 休憩                         午後一時〇〇分 開議 ○久保茂俊議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 次に、岩穴口辰也議員の発言を許します。岩穴口辰也議員。 ◆岩穴口辰也議員 市議会もあと二回だけになりました。私は自分のことを言って申し訳ないんですが、今期二つのテーマを持っていました。それ一つは原点に戻って物を考えようと。例えば行政は何をすべきなのか。議会は何をすべきなのかということ。もう一つはこの議会で得た情報を市民にどう知らせるかということです。その中には情報の中には市にとって行政にとって都合の悪いこともあるかもしれないけど、それが真実だということです。それをどう知らせる。この二つをもって今期は議員活動やって来ました。あんまり十分果たしたかどうかは大変心もとないんですが、努力はしたつもりでおります。 では今日の議題に入ります。今回市町村合併と合併問題、農業問題、行政の責任体制、それから最後に永久津地区は大変過疎になってますのでこの過疎問題について質問さしていただきます。 まずは、市町村合併問題から、来月ですね来月に西諸五市町村が任意協議会を設置するということが決まっています。この合併問題は市民生活に大変大きな影響があります。今合併問題を聞いてますと単にバスに乗り遅れるな式の大変安易な合併論がまかり通っているような気がします。そこでこの合併というのは本当にどういうことなのかと。ここでそれをもう一回考え直してみたいと思うんです。そこで市長は合併推進をこれまでずっとやってこられましたが、改めて市長に今なぜ合併をしなければいけないのかということが市町村合併の一番最初の質問です。というのはこのなぜ今合併をしなければならないのかというのが合併論の私はスタートだと思っているんです。ここを議論しなかったら合併問題というのは本当の合併問題の論議というのは始まらないんではないかと。 次が農業問題です。小林市の農業を考える時に畑地灌漑事業というのはこれはそれこそ避けて通れないと思っております。それで畑地灌漑によってですね小林市の農業がどういうふうに進められるか、進めようとしているのかそこをまずお聞かせいただきたいと思います。 三番目が行政の権能と書いてありますが、行政の権能て随分大きいもんですから常々市長も議会と行政は車の両輪であるということを言われております。私もそうだと思います。両者は非常に激論も交わしますが、しかし議会と行政は対等であり協力関係がないと行政運営というのはうまくいかないだろうと思っています。そこで市長はこの両輪論というのをどういうふうに理解されておるか市長のお考えをお聞きしたい。 四番目が地域過疎対策です。これは具体的に言いますと永久津が大変過疎になってきている。これ今まで深草議員も大山議員もここで何とかしてくれというような議会でお願いをしてます。永久津にはたまたま三人議員がいますので、三番目に私が回って来てもう一回改めて永久津の過疎について検討していただきたい。永久津地区もそれぞれに地域が大変色んな活動をしてます。これは過疎を何とかしなければならないということで色々してます。そのぐらい三人の議員あとお二方の後は私の後に二人もこの永久津の問題を取り上げていただくそうですが、そのぐらい小林市地区の子どもの減少というのは大きいんです。そこで一つ次のような提案をしますので、当局も是非一つ御検討願いたい。一つが市営住宅の優先的な設置を一つお願いしたい。建設をお願いしたい。これはどこの地域も市営住宅を望んでいるんだろうと思うんですが、永久津にできれば優先的にというような私は建設をお願いしたい。後はこれは陳情もしているんですが、農振地の除外と言うんですかね、永久津は田舎なんですけれど宅地が非常に少ないんです。そういうことで是非農振地の除外というのを考えていただきたい。後、もう一つ永久津の問題どうやれば子どもが増えるんだと色々検討しました。その中で学校区の変更ができないだろうかというのが一つのテーマです。学校区の変更となると色々永久津に組み込まれる所も色々事情があるだろうと思うんですが、この際、学校区を廃止したらどうだろうというような。なぜこれを言うかというと学校区というのは市の条例で決まってます。だから市がやろうと思えば色々な問題はあるでしょうができる問題です。そして既に学校区をなくしている所もあると聞きます。ただ、学校区をなくした場合果たして永久津に子どもが集まって来るかとこれは大変危険もあるんですが、全然いなくなったというようなこともあるんだろうと思いますが、学校区を廃止して一つはその学校にそれぞれ特徴を作らなければいけないと。みんな永久津なら行こうじゃないかというような特徴を作って行こうと。そういう努力というのが部落全体でなされていくんじゃないかと。それは新しい教育基本法にも沿った形じゃなかろうかと思います。この点は教育長に一つお聞かせ願いたいと思います。以上ですが後はすべて私の一回の質問については市長にすべてお願いして、課長さん方は二回目の質問で自席からで結構ですので、一回目は市長にお願いします。ただ一言課長さん達もここに上がって答弁したい方は是非どうぞ。以上でございます。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 お答えいたします。まず、市長は合併はずっと推進をしてきたではないかという御指摘でありますが、私は合併は小林市だけでできる問題ではありませんので、合併の研究会、助役を中心にして作られました。その結論は結果は出たわけですがそれを受けて合併協議会というものを立ち上げて、そこで色々議論をして色々な市町村の問題をすり合わせをしてそれを住民に情報として流してその結果を住民の判断にゆだねたいとそれが正しいということは言ってまいりました。私が一人合併を推進するんだという発言は私はあまりしたことないんであります。ただ聞かれた時に個人的にはどうかと言われるから私は将来を考えれば合併はやはり自治体の基礎を大きくした方がいいと思うので個人的には私は賛成であるということは言いました。しかし、二市二町一村で合併をするんだということを強力に私が押し付けてほかの市町村に押し付けてやって来たわけではありませんので、一つその辺り御理解いただきたいと思います。御承知のとおりこれは昭和四十年十年間の時限立法で市町村合併の特例に関する法律が制定施行されたわけであります。それで五十年、六十年これは十年ずつ延長されましたけれども、平成七年度に最後の十年間の延長がありました。今回平成十七年三月までの間に合併をすることによって優遇措置を利用できるということでございます。これは地方分権一括法との関係も私は多いにあるというふうに思います。地方分権を推進する上において自治体の基礎はある程度大きい方が色々に網羅できるということが、裏にはあるんだというふうには思います。それと国の財政、各自治体の財政が非常にひっ迫している状態であるので、それを改善するためには市町村を合併をして一つの自治体を大きくすることによって、無駄な競争というと言い方が悪いかもしれませんが、その地域での競争をできるだけ抑えて一つの自治体にして、そこで国からの助成等については有効に使ってもらうというのが考え方ではなかったかと思います。三千二百の自治体を千ぐらいにするんだということであります。最初は自発的にやれということでありましたが、最近では一万人以下の人口の所は権限委譲においてこういうふうになるかもしれませんよというような色々講演会等で色々話が出るわけですが、最初からそういった雰囲気でなかったわけであります。最初は各自治体間の合意、自発的な合意によってすべきであるということを総務省としては言って来ておったわけであります。そして県でもそのように指導をしておりましたけれども、最近はどちらかというと権限委譲について非常に強い言い回しが出てきておるんではないかと。それと地方交付税のカット等についても強く我々には響くように感じておるところであります。今なぜ合併かということなんですが、これは先程申し上げましたけれども、国の財政状況もありましょうし、あるいは各地方において人材の有効活用そういうもの等もあるんではないかというふうに思います。色々な要素はあるんでありましょうが、今なら優遇措置もありますよというような言い回しでやって国の方ではお考えになっておるようであります。研究会の段階で二市二町一村で合併をすればその時の調査でありますけれども、まず市の建設計画に基づく公共施設の建設等に対する財政支援これは充当率九十五パーセントの起債でありますけれども、一般財源が五パーセント、元利償還については普通交付税で七十パーセントを措置するというようなことを言われました。それが大体二市二町一村合併をすれば四百六億円の借入れが可能になるんではないかというふうに考えております。 それから基金情勢に対するものとして新しくできる市町村の住民の連携を強化をしまして、その地域の振興を図るための基金つまり旧市町村の地域振興のための基金として特例債を認めると。これがやはり同じ九十五パーセントの充当率で七十パーセントを交付税で後でカバーするというようなことであります。これは三十六億円程度の借入れが可能ではないかというふうに判断をしておるところであります。しかし、これはやった時のことでありまして、ここに至るにはまだまだ相当たくさんのハードルを越さなければ簡単には市町村は合併できないというふうには判断をしておるところであります。 次に、畑地灌漑事業でありますけれども、これは前から何回も申し上げておりますが、我々の住まいをいたしておりますこの地域は農業が基幹産業であると言っても私は過言ではないと思います。大きな工業あるいは観光資源、学校そういうものによって生活をしておるという地域よりも農業を振興することによって生活のレベルアップを図ろうというそういう地域であろうというふうに思うわけであります。そういたしますと農業にも色々種類はありますが、畜産においては大変今和牛を中心に振興がなされておりますけれども、そのほかの畑作、園芸、施設園芸あるいは果樹園芸にしましてもそういう園芸部門はやはりそれをするための基盤整備が大変重要になってくるんではないかと思います。畑地に水を引くというかん排事業であります。四千百五十ヘクタールそこに七百五十万トンのダムを構築いたしまして水を引き込んで来るという事業、これは当地域の将来を考えました時に農業を中心として振興するとすれば私は絶対必要な事業であるというふうに考えております。従って、この事業を強力に推進すべきだというふうに考えておるところであります。今小林市全体を東西南北に区切りまして、まずモデル地区を造ったらどうかというような考え方から、今堤地区をそのような場所に選定をしまして御理解をいただけるような座談会等をしておるところであります。これは完全に数字的に比較ができているという立派なもんではありませんけれども、例えば一戸当たりの農業生産、農業所得でありますけれども小林市は十二年度で見ますと百五十一万円であります。畑地灌漑を完了した地区は大体二百二十万円から四百万円これは十一年度の数字でありますけれど、そのくらい農家の所得に差があるということであります。従って何でも作れる、あるいは作り易くなるそういうようなことのためには畑地灌漑事業はこれから言っても必要なもんであるというふうに思います。後程課長から補足答弁をいたします。 次に、行政、議会は車の両輪だということを私がよく言うというんですが、それは私だけじゃなくて車の両輪説は色々な方もおっしゃっておるわけでありますが、ただ私自治体で考えました時に首長と議員さんはそれぞれの選挙で選任をされます。従って国会と違いまして議員内閣制でありませんので、私どもはお互いに拘束されない場合も出てまいります。従って車の両輪であるけれど、それぞれが独立した機関であるというふうに考えてもいいと私は思います。しかし市民のために私どもが計画しましたことを議会の皆さん方にお諮りをして、賛同を得るならばそれをやらしていただく。あるいは議会から意見が出てそれを我々が予算化する。あるいは計画を立てるというようなことがありまして、それをお互いの意見の交換をしながら市民のために色々な物をやっていくというのはこれは車の両輪と考えてもいいと思います。ただ国会と違うところは議員内閣制度ではないと。どっちかというと大統領制に近いと私は思っております。しかし、両輪はやっぱりお互いに市民のためにということを言って当選をさしていただいております。それぞれ意見は交換しながら今後やっていくべきだというふうに考えております。 次に、永久津地区の過疎問題でありますけれども、おっしゃるとおり永久津地区は過疎化が進んでおります。永久津中学校を新しく改築をいたしましたけれども、現在七十八でしたか。ちょっと数字が違ったらお詫びしますが、それが段々少なくなっていくシミュレーションをすれば少なくなるわけですけれども、やはり私はその危険校舎で勉強してもらうというのはいかがなもんかと思いましたから改築をいたしました。しかし、そこの生徒が段々減ってくるということはこれはやはり好ましいことではありませんので、何とか生徒を増やす方法はないかということなんでありますが、それにはやはりあの学校を卒業なさった方が自分の出身地に帰って家を建ててそこで生活をしていただけば少しずつであるかもしれまんが、人口は増加していくんじゃないかと。水も来るようになりましたし、道路も大変きれいな道路が何本か通りましたので、生活の利便性から言えば相当、昔に比べれば楽になっているんじゃないかと思います。従ってこの地域にもう少し子どもさんが増えるようなことについてはですね、やはり真剣に考えなければいけないというふうに思っております。市営住宅もありましょうし、あるいは農業振興地域を除外するということも真剣に考えなければいけないと思います。ただ、前の建設省そして農水省その間の縦割りの行政は大変厳しいものがありまして、農業振興地域から白地の農地に転用と言いますかその区域を変えるということは除外するということは、大変難しゅうございまして、今でも難しいんですがそれをもう少し緩やかな方法で、農地法の四条、五条その辺りがもう少し緩やかな方向にいかないもんかなあということで国会議員のある先生には私相談をしておるんですけれども、中々難しいということは聞いております。しかし、それをやりませんと永久津地区に住宅が一遍に増えるというようなことはちょっと難しいんじゃないかというふうに思います。そういう地域に人が住まれるようになりますと介護保険にも関連をしてくると思います。両親の近くに住まいをし、両親の面倒を見る家庭も出てくるんではないかというふうに思うところであります。そのようなことには我々も十分考えなければいけないと思います。 学校区につきましては、過去に何回もありましたけれども、教育長がまとめておるようでありますので教育長から答弁をいたします。終わります。 ○久保茂俊議長 教育長。 ◎山口寅一郎教育長 お答えいたします。九月の議会でも深草議員から御質問のあったことでありまして、今回は今度はこの規則の通学区域の規則を廃止しろというとこまで突っ込んだ、また御質問があったわけでございます。昨日も永久津小学校の校長に電話で聞いてみたところですが、新しい新一年生このことについてどうですかと聞いたところ東京から一人帰って来るというような子どもさんがいらっしゃるようでありまして、特にそういった動きがないというようなことでもございます。また永久津地域あるいは保護者からそういった校区のそういった問題についてのお声は特別には聞いてない。永久津で今作っていらっしゃる過疎対策委員会で校長として出席したところそういった話題は出たことを知っているというようなことであります。現在、百一名小学校はおるわけでありまして、平成二十年には五十二名というような数になっていくというようなことでありまして、このことにつきましても私ども大変そういうことにならなければいいがというようなことでありますし、少子高齢化ということのそういうことからも本当に心配しておるところでございます。岩穴口議員もこの過疎地域対策下で(一)から(三)まで質問を上げていらっしゃるわけでありまして、また今市長からも答弁で色々とまたこの問題についても中々というようなそういう今の答弁でもあったんではないかというふうに考えるわけでございます。私が岩穴口議員の永久津の立場でこの学校区の変更のことを御質問なさっていらっしゃるように受け取るわけでありまして、今度は私どもも私教育委員会としましては今度は全市的な小学校八校、中学校六校というそういう立場の児童生徒の増減のそういった推移を見ながらの対策を考えていかなければいけないというようなことでございますし、岩穴口議員も東京におられましたが、東京の品川だとかあるいは豊島あるいは足立、江東こういった所も学校の選択の自由化ということでありますけれども、これは勢い小林市に物差しがはまるかとなるとこれはちょっとまた違うわけでありますので、やはりこの過疎対策委員会で住宅の問題等含めたことで今動いてらっしゃるわけでありまして、学校の方から言えばやっぱり条件整備をして、そしてそこに帰って来て、そして子どもがというようなこのサイクルになるような気がしておるわけでありまして、私どもも通学区域審議会条例というものもまだ持っておるわけでありまして、この通学区域に関する規則ということでそれぞれ今通学区域を示しておるわけでありますが、ただ廃止して校区をなくしてということになっても本当に今岩穴口議員がおっしゃいますように、永久津に子どもが増えるかなというようなことになりますとまたそうはいかないところもありますし、私どももそういう全市的な立場でどう考えるかというそういう立場でもございますので、その内にそういった声でも大きくなりまして、通学審議会でもまた設置しながらそういった御意向を聞く機会もいずれは出てくるであろうというふうに思いますが、大変児童数がそんなことで永久津も少なくなっていきますけれども、気持ちは岩穴口議員と一緒のようなことで心配はしております。そういうようなことでございますので、御理解をいただきたいというふうに思っております。 ○久保茂俊議長 向井農村整備課長。
    ◎向井大光農村整備課長 お答えをいたします。市長の方で答弁をされたとおりでございますけれども、事業の進め方ということでの御質問もあったかと思いますので私の方から答弁をさしていただきたいというふうに思います。今まで申し上げてきましたように小林市の畑地灌漑に関係する受益面積は一千七百五十ヘクタールでございます。その一千七百五十ヘクタールを十二団地の地区に設定をしまして、その十二団地を年度ごとに整備をしていくという考え方で今現在取り組みを進めているところでございます。その中で市長も申されましたが今現在堤地区をその十二団地の一つのモデル地域という形で今現在推進をしているところでございます。ここの堤地区につきましては、現在国営事業を平成十四年度、本年度から一部工事を着工をして、そして早く水を使える状態にしたいということで今進めているところでございまして、地元の受益者団体、それから土地改良区、JAさんそして改良普及所等々、色んな協議をしながらこの堤地区のあるべき姿をどうしていくのかということで鋭意検討・研究をしているというのが実情でございます。特にこの南九州におきましては、シラス大地ということで雨が降ったらすぐ水が引いて中々畑の作物等がうまくできないという状況もございますし、そういう意味ではこの畑地灌漑事業を通していつでも水が使える状態を作りながら、高品質の作物の導入とか、高収益性の作物導入そういうものを導入しながら農家の収益を上げて行くということを考えながら進めているというのが現在の状況でございます。以上でございます。 ○久保茂俊議長 岩穴口辰也議員。 ◆岩穴口辰也議員 農業関係、ほ場関係は後で聞こうと思って先に言われましたのですが、一つ学校区の変更の話はですね、これは過疎対策協議会で決まったことじゃなくって、これ言われたのは私の独自のですね考えでございますので、まだ学校区の廃止までというのは中々永久津なんかじゃ出てきません。これは私が単独で考えているだけでですね、やっぱこのぐらいのことまで、もうそろそろいくのかなあって気があるもんですから、今の教育委員長なら英断をもってそのぐらいされるのかなあと期待もありますしですね、そういうことですので。 それから市町村合併から二回目の質問をさしてもらいます。合併を市長も大変慎重な答弁をいただいたんですが、よく言われている私なんかも国の総務省から講演会だとか、県の講演会を随分聞きました。もうこちらが講師になってしゃべれるぐらい聞きました。その中で大体あの人達というのは合併するとバラ色みたいなことを言われるんです。果たしてそうなのかなと我々本当に合併を考える時は考えなければいけないだろうと思うんです。大変市民生活にも大きな影響を持ってくることですので、これは行政サイドだけの考えではいかないだろうと思うんです。そこでよく言われるのが財政基盤の強化、それから行政サービスの維持向上ということはよく言われます。果たして今ですね国は財源委譲もしません。まだ決まっていませんし、それから広域になって果たして行政サービスが向上するのかどうかということです。その辺は市長どうお考えになりますか。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 それは本当に無責任な言い方すればやってみなければ分からないというようなところもあると思います。ただ今ですね二市二町一村で考えておるわけです我々は。その中の二つの市、二つの町、一つの村はですねそれに対する考え方に少しずつ温度差がございます。確かに「やるべきだ」と思っている所とですね、「いや、そんなのまだ早い」と「自分達で自分達の所は守れるんだからそれで行こう」というお考えが強い所もあります。しかし県辺りが指導をいたしまして、任意合併協議会でも作ってその中で合併をすればどうなるかというようなことまではですねちゃんと協議したらどうだという強い指導があるわけであります。従ってそれに従いまして我々は組織を作って実際にもう一月の九日からはここに事務所を作ってやります。そしてそれまでの間は各市町村からですね職員を一人ずつ出しまして、一週間に二日か三日になるかと思いますが協議を重ねながら一番初歩的なものから色々協議に入っていきたいというふうに考えておるわけです。従ってこれをやった方がどうかと完全にはですね私もその言い切れないところがございます。非常にデリケートな問題もあるわけですから、しかし、やはり国の方針を無下にですね「私の所はやりません」と簡単に協議会の設立もそれを避けて通るというようなことはですね、あまり好ましくないと私も思いますし、二市二町一村の首長はみんな任意の合併協議会は作ってそこで協議をすべきだということについてはですね異論はなかったわけであります。従ってその中で色々煮詰めてまいりたいというふうに考えております。 ○久保茂俊議長 岩穴口辰也議員。 ◆岩穴口辰也議員 その辺のことは私も分からないわけじゃないんですが、ただ合併するとなるとその前にですね各市町村が自分とこの財政基盤が本当に十年でできるのかというのは個々にやっぱしその辺はシミュレーションして、それを持ち合って私は任意協議会ですり合わせをするというのが筋じゃなかろうかという気がするんですがその辺はどうですか。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 全くそのとおりだと思います。ですから私の所の財政課長にはですね我が家のシミュレーションですよ今度は。小林市のシミュレーションを作る場合に一体どうなるかということを、私は情報として私は知る必要がありますので聞いたことがございます。「市長、それは合併されるとしばらくうちが一番困りますよ」ということは言っております。市の財政としてはあまりメリットはないんではないかということを私にはですね課長として言っております。 ○久保茂俊議長 岩穴口辰也議員。 ◆岩穴口辰也議員 どうしても財政基盤のとこにこだわるんですが、大体これを国も県も言うもんですからどうしてもそこにこだわるんですが、財政基盤の強化というのはやっぱし収入が増えないところへ基盤強化なんてできないと思うんですよね。なんて言うんですかね収入を増やすには、財源委譲がなければいけないだろうと思うが、これはしないと言うし、そうだとすれば外形標準課税、新たな新税というのも考えなければいけない。小林市でそれが考えられるのかどうかということですね。それからもう一つは経費を削減していかなければいけないと。それだけで財政基盤というのは十年ぐらいで強化できるのかって、今市長が財政課長にあれされている財政課長その辺はどういうお考えですかね。財政的な立場から。 ○久保茂俊議長 肥後財政課長。 ◎肥後正弘財政課長 財政基盤の強化ということでございますが、これは合併しようがしまいが必ず検討しなければいけない問題ということでありまして、先の議会でもお答えしましたが、本市では自主財源確保検討委員会というのを立ち上げまして、今後の財政どうしたら強化できるかということを今るる検討中でございます。地方分権の推進とその国の構造改革ということから依存財源に頼る自治体というのは非常に厳しい状況にあるということは間違いないわけでありまして、この依存財源から自主財源へのその移行ということを図らないと中々財政基盤の強化というのはできないというふうに考えております。ですから合併論議だけではなくして、そのような今の場合は本市、小林市としてどうあるべきかということで現在検討しているところでございます。以上です。 ○久保茂俊議長 岩穴口辰也議員。 ◆岩穴口辰也議員 私も今小林市だけでどう考えるんだというのが前提になって今質問してますので、これは五市町村合併をどう考えるのかというのはこちらも中々予測つかないもんですから、小林市はどう考えるんだというのが前提です。それでお答えになっていただきたい。 それから次、合併特例債が一つのこの合併の目玉になってますね。アメの部分です。しかし、これで果たしてですねこれ十年間あと五年間というのが緩和措置ですか。これでですね、また国が言うようなそういう事業というのをやっていけるのかどうか。そしてもう一つ非常にこれ心配なのはですね合併特例債と言ってもこれ今先市長が言われました九十五パーセントの起債が大丈夫なんですね。そして七十パーセントですか地方債で元利償還していく七十パーセント、これは単純計算してもあと三十パーセントずつは借金として残っていくわけですよね。これは合併特例債というのは借金をしやすくするだけでそれで何十億円だとか何百億円かのそりゃ庁舎を造ったりはできるかもしれないけど、それはまたそれで債務が残っていってまた十年、十五年後は今と同じような財政危機に陥るんじゃないかと思うんですが、その辺どうお考えですか。これは財政課長の方がいいのかな。 ○久保茂俊議長 肥後財政課長。 ◎肥後正弘財政課長 研究会が出した報告書の中で合併特例債に可能額ですね起債の可能額として四百六億円ありますよということです。これの事業費が四百二十七億八千万円ですからこの差の二十一億四千万円というのは一般財源で用意しなければいけないと。そして今後、交付税算入される額は二百八十四億円でございます。差引きますとその償還の百二十一億円というのはまた一般財源を用意しなければいけないということであります。ですから合併した場合にその特例債とか、その財政支援だけではなくして財政論議だけで合併が中々してはちょっとまずいですよという話を前したことがありますが、行政コストを抑えていかなければ合併しても一緒なんですね。ですからそこで出てきている報告の中で経常経費は二十六億円抑えられますよということが出てきております。ですからそこ辺差引きしますのと、それから交付税が十五年後落ちるのが十九億四千万円です。この差六億六千万円というのは、行政コストを落とした経費がねん出できますという計算式はここで出てきているわけであります。ですからそこら辺を踏まえながら元利償還に回せるかどうか、今後それをすり合わせていかなければいけないというふうに考えております。 ○久保茂俊議長 岩穴口辰也議員。 ◆岩穴口辰也議員 よく分かります。その辺のことだろうと思うんですけれどね。ただ国が財政ばっかし言うもんですからね私もちょっと横から国の合併論議っていうのを眺めているところはあるんですがね。実際は合併しようがしまいがやはりここで行財政改革を徹底してやらんとそれはもう合併しても同じことだと。ある人は合併しても合併しなくても地獄だというようなことを言われましたが、その根底には今度の合併というのはやっぱり地方自治体の行財政改革と言うんですか。それを見極めるいいチャンスなんだろうと思っているんですよね。その辺を是非今度のこの任意協議会でもやっていただき、その前に各市町村はやっていただきたいということを言いたいためにこれを一生懸命に言っているわけです。それからこれも今まで言われたことでですね大体分かるんですが、地方自治体のための合併だとよく言うんですが、私は果たしてそうなのかなあという気がして、それで市長もさっき触れられたように国の大きな六百九十兆円の借金をどう地方に分散していくかということと、それから国の行政経費をどうスリム化していくかということがこれ根底になっているとよく言われます。いや、だからどうなんだと言うことでもないんですが、やはりこの合併は本当に真剣に考えていただかないと何て言うんですかね、合併しなかったら子孫に憂いを残すと言われますがしても残す可能性というのはあるから、ここは十分に検討していただきたい。今ここは地方自治体のための合併と言われるがどう考えますかと市長に聞きたかったんですが、大体分かりますのでここは省きます。 次は、農業問題に入ります。農業問題は大体畑灌を中心にやるつもりでしたが、一つですね、事業とその効果ということでこれは畜産課です。十一年度から三年計画で中水流にコスモス有機実証試験というのをやってました。これもう去年で終わっているはずですが、前の畜産課長の時からこの問題は結果を教えてくださいと言っておいたもんですから、この結果が出ていると思いますがお教え願いますか。これ一つどういう目的でやったのか目的はコスモス有機と書いてあるもんだから分かりますが、改めて目的とその結果とそれから評価というんですかね。そしてそれをどういうふうに生かそうとしているのか、それまで教えてください。 ○久保茂俊議長 山縣畜産課長。 ◎山縣正次畜産課長 お答えいたします。実証展示ということで平成十一年から十三年の三箇年間にかけまして、これは県単の事業で畜産環境保全総合対策事業というのがございますが、このソフト面の事業を取り入れまして正直申しまして小林市堆肥センターのコスモス有機のいわゆる成分評価は出ておりますけれども、その水田による効果というのを調べようというようなことから始めたわけです。それと流通促進を図るために実施をいたしました。目的はそういうことでございます。結果につきましては、まず平成十一年から十二年度まで、五区に分けまして化学肥料と普通の農家さんが使っていらっしゃいます牛ふんのたい肥を一トンとあとBB追肥を施してやった一区、それから二区、三区、四区にコスモス有機をそれぞれ二百キロ、それから四百キロ、六百キロ、反当たりです。それに化学肥料プラス追肥と、BB追肥です。それからあと五区に全く化学肥料を使いませんでコスモス有機だけ二百キロ、そしてBB追肥を二十キロというようなことで二箇年にわたってやったわけであります。その結果、化学肥料を使った物と使ってない物との差というのは、幹長とか穂長この辺りはそう差はございませんでしたが、粒のいわゆる玄米にした時の整粒率がまあ良かったと。ただ食味はですねさほどそう良くはなかったと。牛ふんの堆肥の方が少々良かったというような結果であったわけです。従いまして十二年度二箇年終わってその結果を踏まえまして、十三年度に今度は三区に分けまして化学肥料プラスコスモス有機四百キロと六百キロのほ場を作りましてプラス追肥と。それからあと一つは全く以前と同じく化学肥料なしで二百キロプラス追肥と。追肥を若干変えましたけれども、それでやった結果が出ましたがほ場内の地力の差が少々ありますので、厳密なその答えは出ませんけれども、コスモス有機については化学肥料なしでも十分水田で使えるというような結果が出たところであります。しかし、その当時のコスモス有機と現在のコスモス有機の成分がまた違ってきております。非常に今の方が良くなってきておりますので、今後農林課とそれから西諸県農業改良普及センターの協力を得ながら畑作にはどうだろうかということで十五年度に実施をしてみたいということで一応計画を立てておるところであります。以上のようなことです。 ○久保茂俊議長 岩穴口辰也議員。 ◆岩穴口辰也議員 畜産課、農林課でもいいんですが、あと補助事業でですね、こういう事務事業評価ですか、こういうのをやっているとこ何かありますか。やったことありますか。私ここをね、今その結果を聞いて本当に有り難いんですが、ただここで言いたいのはですね事務事業評価。このやっぱし事業をやったらどういう結果になって、それをどういう生かすんだということを常にやっていただきたいということで、農林課、畜産課が補助が多いもんですからそこを一つずっと今追っかけているわけなんです。これは本当に畜産課だけの問題じゃなくて行政全体の問題として捕らえていただきたいんです。こういうふうに事業をやる時はどういう目的で、その結果はどうだったんだと、それで次にそれをどう生かすんだということを是非やっていただきたいというために、これを今日は聞いているわけです。ほかにありますかね。こういうこれをやって目的でやってこういう結果が出て次に生かすというようなほかに何か補助でありますか。 ○久保茂俊議長 中山農林課長。 ◎中山敏章農林課長 特にありませんが、今畜産課長が申し上げましたようにコスモスについてはこういうことをしたわけでございます。それで私といたしましても畑灌の営農をどうするのかということが今回議員さんからも質問があるわけですが、色んな形で検討をしておりまして先般環境保全型農業での全国大会がBM小清水というのがありまして、そこでも色んな意見が出たところでございます。私といたしましても今の農業につきましては、今後農業と環境は共生するんだということを言われておりますので、私も真剣に取り組んでおるんですが、中々農家の方と言いましょうか、自分を含めて理解が得られていないというふうに思っております。従いまして今回は畜産課長の方と連携を取りながら、耕畜連携で仕事をしなくてはいけないと。正に先程言いましたBM小清水での全国大会の中でも、小林市にはいいたい肥があるじゃないかと。これでいいたい肥を作ればまだまだ農業につきましては、いい結果が出るんじゃないかということを言われました。十分そういうことを反省しながら畜産課長と話をしたわけですが、そこで今後今までにつきましては反省がいっぱいあるようでございますので、今後畜産課長の方にお願いをいたしましてコスモス有機を農林課と一緒になって、千俵ぐらい使えるほ場を造ってみようじゃないかということを今話をしておるところでございます。昨日もJAの方達とそういうことを含めて、技術者の方ですが話をしたところでございます。市役所がそれだけ千俵もコスモス有機を出してもらえるんであれば畑灌についても何かいい結果が出るんじゃないかということを言われました。私達もプロではないんですけれども、市役所という責任があるわけですので、そういうことを含めながらコスモス有機についても流通も含めましてもう少しそういう耕畜連携というものを基本にやはりやるべきじゃないかということを今話をしておるところでございます。特に色んな形で農業につきましては、明るくないという話があるんですけれども、それをしてすぐ明るいかどうか分かりませんけれども、耕畜連携ということでやるとすればそういうことを思い切ってやってみようという話を今現在進めておるところでございます。 ○久保茂俊議長 岩穴口辰也議員。 ◆岩穴口辰也議員 これは後の行政のところで触れようかと思ったんですが、今事務事業評価の話をしましたので事務事業評価これは農業からちょっと離れてください、全体です。事務事業評価というのは今までのように金のある時なら漫然と事業をやってもよかったんだろうと思いますが、こんな財政が厳しくなってくるとそれはもうできないだろうと思うんです。そこでやっぱし何のためにやるんだ、繰り返しになりますが、事務事業評価をやって無駄をなくしていく、経費をなくしていくそれでより有効なことに仕事を投資していこうという考え方ですね。こういう事務事業評価を制度として取り入れていくということはこれはちょっとこちらの方にどこでしょうかね。財政課、企画調整課でしょうかね検討されてますか。その辺はどうですか。ちょっとごめんなさい、農林課からこっちへきて次やろうと思っていたんですが。 ○久保茂俊議長 企画調整課長。 ◎黒木英夫企画調整課長 ちょっと質問の通告をいただいて考えておりませんでしたけれども、行政といたしましては当然そういうことを考えないといけないというふうに思っています。総合計画の中でも一応、行政評価ということではないんですけれども、事業の進行管理ということ等もうたってありますので、それぞれの課がそれぞれにどういう目的で、どういう効果を考えて取り組むかというのは当然事業する前に考えることでありますけれども、全体的なこういう社会情勢、こういう財政状況等になってくるとそういう物がどんどん中心にならざるを得ないだろうというふうに思っております。今後はそういうことについての取り組みを真剣にしないといけないのかなあということで、今後の方向性を作ってみたいというふうには思っております。 ○久保茂俊議長 岩穴口辰也議員。 ◆岩穴口辰也議員 次のですね行政の権能のとこで触れようと思ったんですが、農林課の方でそれが話が出てきたもんですからちょっとイレギュラーかもしれませんが。 次にこの畑灌事業を強力に進めて行くんだということのようです。そこで大変問題になるのがいつも問題になるのが後継者の育成ということです。この後継者育成は現在どういうふうになってますかね。そして実績はどうですか。これはどこに農林課ですかお願いします。 ○久保茂俊議長 中山農林課長。 ◎中山敏章農林課長 後継者対策ということで現状ですが、現在のところは過去三年間を言いますと平成十二年度が五人、平成十三年度が四人、平成十四年度が十三人ということで把握をしておるところでございます。こういう方達につきましては、積極的に普及所、普及センターなんですがそことタイアップをしながら企業的経営の管理能力の向上ということ等で研修をしていただいております。先般もSAP大会というのがありまして、そこで積極的にその後継者の方達も意見発表をしていただいたところでございます。 ○久保茂俊議長 岩穴口辰也議員。 ◆岩穴口辰也議員 今の後継者をお聞きしたんですが、これは大体農家から見て何パーセントぐらいになるんですかね。後継者がいる農家というのは何パーセントぐらいになりますかこれで。 ○久保茂俊議長 この際、十分程度休憩いたします。                         午後一時五九分 休憩                         午後二時一三分 開議 ○久保茂俊議長 休憩前に引き続き会議を開きます。中山農林課長。 ◎中山敏章農林課長 統計を取っておるところなんですが、後継者農家数ということで販売農家の方達からの統計を見てみますと、その前に販売農家というのは経営耕地面積が三十アール以上または農産物販売価格が五十万円以上の農家という考え方でございますが、その中で後継者の数というのは四割強というような数字が出ておるところでございます。 ○久保茂俊議長 岩穴口辰也議員。 ◆岩穴口辰也議員 四割強が多いのか少ないのかちょっと私も判断つかないんですが、ただそれで畑灌後のですね農業が継続できるのかどうかということなんですよね。その辺はどういうお考えですか。それともう一度ですねどういう営農指導というんですかね、営農指導をされているのか、どういう農業をされているのか、もう一回今度は課長の考えをお聞きしたいんですが。 ○久保茂俊議長 中山農林課長。 ◎中山敏章農林課長 農業の継続と言いましょうか、今後どういう農業で進めるかということなんですが、今農林課といたしましては毎回申し上げるんですが、三つの取り組み、林業まで入れますと四つということになるんですが、環境保全農業の取り組みへの推進それから農業担い手、特に一生懸命職員と取り組んでいるのが認定農業者でございます。それからブランドということで頑張ろうということを言っております。その中でもうちょっと具体的にということで、何か頑張ろうじゃないかということを言っているのは、やはり営農ということになってくるかと思うんですが、先般六月の補正、当初だったでしょうか、予算をいただきましてメロンのことで価格保障の問題で四月、五月分を上乗せをしていただきました。非常にメロンでしたが農家の方達が喜んでですね、作付けをしたということで農協の方から感謝をされたわけでございます。私もそういうことを含めて考えていきますと西諸の農業の中で価格保障という言葉で考えます時に、高原、野尻、須木につきましては過疎と言いましょうか、小林市はじゃないわけですがそういうことで農業について西諸の農業について少し国の制度上の差と言いましょうかそういうのがありまして、小林市の農業をどうするかという立場に考えますと西諸全体をまず同じ土俵に上げたいということがありまして、先程言いましたようなことを実はお願いをしたわけですが、もちろん議会の方でも通していただきまして農協の方でも非常に感謝をされておるところでございます。一つの品目ではありましたけれども、そういうことを考えた時に価格保障ということを考えていくと産地形成というものができるんじゃないかという一つの考え方を持ったところでございます。これを少し拡充・拡大しながらやって行けば少しは産地形成というのができるのかなあというふうに考えておるところでございます。 ○久保茂俊議長 岩穴口辰也議員。 ◆岩穴口辰也議員 次は、畑灌のモデルほ場についてほ場を四箇所造るということでしたので、その辺についてお聞かせください。モデルほ場はどういう目的で造るんでしょうかね、まずそこから非常に基本的なとこから聞かせてください。 ○久保茂俊議長 向井農村整備課長。 ◎向井大光農村整備課長 お答えいたします。当市で計画しております十二団地のうち四団地東西南北にモデルほ場と言いますか、核となる地域を造ってそこから小林市の農業を作り直して全体に波及させるということで計画をしているところでございますが、私どもの事業の中でできる範囲と言いますか、範囲がございましてその中で通常気象条件あるいは土壌調査、生育調査、収量、品質そういうものを調査をして、そしてモデルほ場以外の所にも波及させるという目的でやるわけでございますが、特に今議員もおっしゃいましたようにハード事業で造った施設を有効に活用をして、そして全体的な波及効果を上げるということになればそこに営農というのがしっかりと根付いてこないと中々モデルほ場の効果が出てこないというふうに今考えております。従いましてそういう意味からすると私ども農村整備課の段階では中々厳しい部分があるというふうに考えておりますが、そこは農林課、畜産課、農業委員会、関係するそういう行政の中の仕組みあるいはJAそしてまた農業改良普及センターそういう所等と十分協議をしながら考えていかなければならないというふうに今考えております。そこで現在堤地区の取り組みの状況なんですが、ここの堤地区におきましては今現在、新規作物という形でレイシ、アスパラをですね導入をしてそしてそれの実証をしていこうという計画をいたしております。そしてさらに従来の作物と合わせてですね産地間競争に対応できるような産地の形成ができないものか。そういうこともですね今県と研究をしているところでございます。そして又、特にメロンのハウス等に関係する部分が多いと思いますが、臭化メチル等が使えなくなると消毒剤が使えなくなるということもございまして、熱消毒による代替えができないか。そういうこと等も今考えているところでございます。そういうことを含めて営農の確立を図って行きたいというふうに思っておりますが、今言いましたように営農というのは大変難しいところがございますから、農家の皆さん方の理解が得られないと中々取り組めないという状況がございますので、そういうことも含めて地域の皆さん方と十分協議をして進めて行きたいとそういうふうに考えております。 それともう一つは流通の関係等が非常に重要になってくるだろうというふうに思います。従ってこの流通をどういうふうにしてこの販路を広げていくのかということも大きな問題だろうというふうに考えておりますので、できればここら辺りまで踏み込んだ形でのモデルが出来上がるといいがなあというような考え方を持っているところでございます。事業計画といたしましては、平成十五年度に堤地区に産地協議会というのを設立をしていきたいというふうに考えております。その中には先程申しましたように行政、JA、改良普及センター、そして地元の園芸部会の皆さん方そういう皆さん方と一緒に作ってそしてあるべき姿というものを模索して行きたいとそのように考えております。そして後十六年から十九年度まで新作物を導入した部分の実証、それから土壌消毒の実証、それから増収効果等を実証して行きたいと、そのように考えて今進めているところでございます。以上でございます。 ○久保茂俊議長 岩穴口辰也議員。 ◆岩穴口辰也議員 今課長が言われたようにですね、このモデルほ場だけじゃないんですが畑地灌漑事業というのはどうもやり方が私は逆さまになっているような気がするんです。営農計画があってそれに合ったモデル農場をどう作るかというのが本来の姿だろうと思うんですが、どうも小林市だけじゃないかも知れませんが、行政のやり方を見ているとハードが先にやって、じゃあできたからどういうほ場を造っていくかというような形になっているような気がするんです。ここを一つ考えていただきたい。そこで私もさっきから営農をどうするんだ、農業をどうするんだということを聞いているんですが、今まで聞いてあんまり昔と変わらないような農業の形だと。ただそこに水が流れて来たっていうだけの農業じゃないかと。もう一つ小林市の農業は雇用農業だというような考えはないんですかね。それはどこ、市長にお聞きするのがいいのかな。農林課でもいいんですが。いかがですか。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 大変大きな問題でありまして、小林市の農業はこれだという一つの定型を作るにはですね私もまだ勉強不足でありますけれども、今回の畑地灌漑事業を取り組んで、まず畑を中心とした農業の基盤をですねしっかりするという、水もそうですが耕地整理、農道の整備とか色んな物を総合的に取り組むわけですから、将来園芸であってもどういう物であっても年間を通じて作ることができると。そして今まで一人が仮にですね一ヘクタール耕作できたところが二ヘクタールできるような状態にもなるんではないかと。一人の耕作面積が広がって来るだろうということは今考えるわけです。今小林市は専業農家というのは八百二十二しかおりません。従ってそこでの後継者を捜すということは専業農家ですから後継者はですねある程度そろっているというふうには私は思うんですけれども、それでも一千軒を割っている状態でありますので、そういう方々のお考えもですね十分これから拝聴しながらやっていくべきだと思います。そして認定農家ですか、これ今四百二十三ですけれども、五百九十ぐらいを目標にしているわけですから、こういう認定農家等についても、もう少し充実をしていって将来いかなる農業の形態にしろ当地方では取り組めるんだというような形に持っていくべきだと思います。ただ私の所の担当課だけでは当然うまくはいかないと思います。農業協同組合、農林振興局、改良普及センター、関係する団体とですね横の連携を取りながらやはり小林市の農業の構築はしていくべきだろうというふうに思っておるところであります。 ○久保茂俊議長 岩穴口辰也議員。 ◆岩穴口辰也議員 今度は農林課長に一つお聞きしたいんですが、先程の小清水ですか話をされましたね。それを導入してどういう農業ができていくのか。それとそれのメリットはどの辺にあるのかですね、それをちょっとお聞かせいただけませんか。 ○久保茂俊議長 中山農林課長。 ◎中山敏章農林課長 先般十一月の二十九日と三十日に第四回のBM小清水会の全国大会がありまして、市長もあいさつをいただいて非常に昨日、一昨日でしたか新聞に載っておりましたが、百五十名ぐらいの方がお見えになりまして、色々と議論を五時間ぐらいしたわけでございます。その中で自分の意見発表を含めて色んな事を話されましたが、やはりその中で一つの方法としてJAこばやしも四回目でございましたので、取り組んでいるということでもちろんこの場所を提供した理由というのはそこにあったわけですが、やはり活発な意見がございました。やはりその中で感づいたのは一つの目的としてBM小清水を使ってたい肥を作って土づくりをして農業をしていくということの中で、非常にやっぱり何て言いましょうか付加価値を付けるという意味のもう一歩踏み込んで農業経営をするということで所得アップがしているということでの活発な意見が出たと。しかもその後に懇親会もありまして私もその中で色々とお話を聞かせていただくわけですが、やはり農業というのはもうけていかないといかんのと同時に、まだまだ当小林市が農業のまちだというふうにうたってある部分がもう少し何かこうしたらいい農業ができるんじゃないかというようなことも話もいただいたところです。先程言いました耕畜連携という話を言いましたが、言葉上はみんな色んな会合の中で、色んな書類の中で耕畜連携というのはよくうたわれております。その中でやはりそういうことを現実に体験されている人達がもうけて農業をやってらっしゃるということを聞いた時に、もう少し自分達も努力をするべきだというふうに思ったところでございます。 ○久保茂俊議長 岩穴口辰也議員。 ◆岩穴口辰也議員 私は農業についてですね一つの構想を持っているんです。これちょっと今日提案しときますが検討していただきたいんです。小林市は基幹産業が農業だ。それから食糧供給基地だと言いながらですね、それを象徴するような物がないんですよね。外から来て見せてくださいと言ってもどっか案内してこれが小林市の農業なんですよというふうに見せる所がない。それを象徴するような農園と言いますかね、言葉はどうでもいいんですがそういう場を造るべきじゃないかというのが私の考え方なんです。その場の中にですね畑地灌漑モデルほ場を盛んに言っている。その中にモデルほ場を併設できないかということなんです。これは今できるできないということは中々答えにくいんでしょうが、その内容をちょっと私の構想の中身を言いますとですね、グリーンツーリズムの拠点にするということそこを一つですね。これは商工観光課もちよっとかんでもらわないといけないだろうと思うんです。それと食と農の今かい離が甚だしいとよく言われています。それの接近を図るということでそこで取って食べてもらうような農園を作る。そして食も農も体験できるような場を造るということですね。そして施設としてはそこで金がいるじゃないかと農家の方々をそのまま農業生産をしてもらうと。それから加工場を造ると。そこで販売もすると。それからそこで料理もして食べてもらうと。宿泊もできるような施設。これから高齢者、どうしても地産地消を言う場合は私は専業農家じゃなくて、高齢者の農業が中心になっていかざるを得ないだろうと思うんです。先程何て言うんですか学校給食も出ましたけれど、私も学校給食は研究しているんですが、中々これは大農家では中々できないということですね。それの中心になるのは私は高齢者農業、言えば生きがい農業が中心になるのかなあと思います。そういう意味でここのモデル、小林モデルとしては、グラウンドゴルフ場も造ってですね、高齢者がそこに来て農業もやったり、遊んだりしてもらうそういう場が必要じゃないかと。今先言われました農業は生産だけじゃなくてこれからもうどうしても消費拡大というのが大前提にあります。今課長も言われましたようにもうけなかったら後継者もできません。それはやっぱり消費拡大を本格的にどこでやるかということなんですね。それはやっぱり行政がかなりサポートしていかないとできないだろうと私は。前から流通課を作れと言っているのはそこなんですね。で畑灌で大変利益を上げている頴娃町ですかね鹿児島の。あそこは生産とそういう販売というのがしっかりなんか組織化されていると聞いてます。私まだ行ってないもんですから行ってこようと思うんですが、そういう場をここの農業の小林モデルというのを作りたいと。市長こういう構想はどうですかね。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 岩穴口議員の提唱なさいました御意見は誠に卓見であると思います。私どももそれに近づくように頑張っていきたいと思うんですが、グリーンツーリズムまでは理解できましたが、グラウンドゴルフがどこでつながるのかなあと思ったんですが、高齢者に生きがいを持ってもらって農業に又親しみを持ってもらうということについては、遊びを取り組んでやるということも重要かと思います。従ってそういう事等についても配慮してまいりたいと。たまたま市営牧場の一角をグラウンドゴルフに使っていただくように整備をしておるわけですが、あそこにはよくおいでになるようですし、あそこで取り組んでおります受精卵移植にしましても不受胎牛の牛をお預かりして受胎率九十八パーセントまで高めていく、そういう物もですね間接的には宣伝にもなっているんじゃないかなあというふうには思いますが、色々な形を見つけながら議員のおっしゃるようなことについても取り組んでまいりたいというふうに思います。 ○久保茂俊議長 岩穴口辰也議員。 ◆岩穴口辰也議員 私も来期もう一回賞味期限が延びましたら又改めて御提案いたしますので。 今度は行政の権能に入ります。これはちょっと市長には耳の痛い話かもしれませんが、市長というのは大変な大きな権限をお持ちなわけです。それだけにそれに見合うだけの又大きな責任も負われていると思うんです。 そこで二つ事例を挙げて市長に一度お伺いしたいんです。議会において事実と異なる答弁をされました。というのは六月の議会でですね九州北清が委託手数料を値上げした時、市の対応はどうするんだと聞きましたところ、市長は仮定の話だから答えられない旨、答弁がありました。しかし五月二十二日付きで文章で北清から値上げの見積りがもう提示されておったわけですよね。これ文書でされてました。そうするとこれは明らかに事実と違う仮定の話じゃなくてもう現実の話だったわけです。これ何でこういう答弁をされたのかというのが一つと。それに対して市長はどうお考えになってますかということです。 もう一つはですね市長は議会の招集権者です。招集権者がやっぱり不在にするというのはいかがなもんだろうということです。特別委員会の時、市長に聞きたいと不納欠損の時だったですかね。その時に市長は何か遊歩百選か何かの時で表彰式に行かれてたということで、招集権者がそれでは困るじゃないかということです。以上。ただこれは堀個人としての責任を問うてるわけじゃなくて、市長としての立場でどう考えるかということです。飽くまでも堀パーソンではありませんので。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 第一点の問題なんですが、その北清は三万五千円でうんぬんと言ったこれはですね、一回埋設したものを掘り起こしてそれをもう一回焼却にかけるというようなことも私どもは最終処分場の延命としては考えなければいけないんじゃないかということを前に申し上げたことはあります。そういう物を頼む時はですね北清としては私のとこはキャパが七千五百トンだったですかね、その量を超えた分についてはですね一万九千円では困ると三万幾らをちょうだいをしますということを言った経緯はございます。そこで私どもは北清に委託する量を抑えまして、もうオーバーする分については最終処分場に埋めるということで一万九千円の中で全部処理するということを今考えておるわけでございます。 それともう一つ決算特別委員会で私は出張しておったということですが、これは誠に申し訳なかったと思うんですけれども、ただ議会の日程はですね日割表は議運でもってすべてお決めになります。従って私どもがあらかじめ日程が入ってても議運でもって日程日割表の中に組み込まれてしまいますと、いかんともしがたいとこが出てまいります。ですから私は行かないで代わりをやればよかったじゃないかという御意見もあることは承知をしておるんですが、私が行くように決めておりましたためにそういうふうになりました。今後については十分その辺りは配慮してまいりたいと思います。 ○久保茂俊議長 岩穴口辰也議員。 ◆岩穴口辰也議員 一番目のですねちょっと問題がずれているか取り違えられてるのかなと。仮定の話と言われたのと仮定の話じゃなかったじゃないかという事実と言われたことがですね、もう私が質問したのは六月十一日です。それで文書は見積りの文書がもう来てたわけですね。それが分かっててなぜ仮定の話として答弁されたのか、問題の先送りじゃないかというようなことなんですよね。そこはやっぱり事実と違うじゃないかと。いや実はそこん時こういう見積りが来ているけれど今こうこうだと言うのが私は市長としての答弁だろうと思うんです。そういうのを期待するんです、そういうことなんです。 それから二番目がですね今言われた助役が見えました時にですね言われて。議会とそっちの方との重さがどっちが重いんだというか、議会軽視がじゃないかとその時も批判がありました。意見がありました。だから当然そうあっても議会がありますのでって代行が行かれるべきじゃないかと助役が行かれるべきじゃないか、そっちの方にですね。そういうことなんです。以上です。お聞かせください。 ○久保茂俊議長 助役。 ◎中山藤作助役 第一点につきまして私の方からちょっとお答えしてみたいと思いますけれど、と言いますのは九月の議会で私の方から御説明申し上げたのは前社長さんとですね、今の会社の考え方に食い違いがございますと、その中の一つの大きなものとしてごみの質ですね。私どもとしましては「燃えるごみが今まで清掃工場で焼却しておったごみと合わせて最終処分場に埋立てをしておりましたビニール、廃プラ含めた物を可燃ごみとして考えておりました。」とそれが一万九千円ということであったわけです。ところが今の社長になりまして、「それは違うと、私どもが考えているごみについては実際小林の焼却場で焼却しているごみだけだと。向こうの方に埋立処分しておった物についてはこれは別の問題です。」と「その部分については三万五千円頂きたい。」ということであります。ですから一万九千円を三万五千円に値上げをしたいということのことではございませんでした。一つ御理解いただきたいと思っております。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 これは過去にもですね、特別委員会だったか、普通の委員会だったか知りませんが私は呼ばれたことがあります。一期目の時に。それは県庁に用事があって行っておりました。それは分かっておられたんですがそれを呼べということで私は急きょ県から急いで帰ろうとしたんですが、その委員会に間に合わなかったことがあります。そのように確かに私が出てどうしてもそこで私が答弁をしなければいけない問題であればですね、当然私は議会軽視と先生方から言われてもやむを得ないかもしれませんが、毛頭議会を軽視する気持ちはありません。議会の議員を私もしておりましたし、そういうことは考えていないんですが、たまたまそういう日程がですねうまくかみ合わない時がございます。しかし、今後については十分配慮してまいりたいと思います。 ○久保茂俊議長 岩穴口辰也議員。 ◆岩穴口辰也議員 一番がですね今助役の話もちょっと話を正確に私の質問を理解されていないと思うんですよ。事実と違うじゃないかというんですね。仮定の話じゃなかったわけです。それが燃えないごみだけが三万幾らになりますよ、いう意味じゃないんです。もう既に来てたら仮定の話じゃないじゃないかということなんですね。ただ答弁された理由は今、そういうことだったんだろうと思うんですよ。多分、全く仮定の事実の問題として来てたわけでしょう。見積りが来てて、ただ今言われたそういう理由でまだ結論は出てなかったということなんですよね。しかし、値上げの事実は向こうから提示して来ているわけですから仮定の話じゃないわけでしょう。それを言っているわけですよ。そういうふうに事実と違う答弁をなぜされるんですかというのは今言われたそういう北清とのやり取りがあって、答えになったんだろうと思うけど、それは事実と違うんでその責任はどう感じられますかと言ってるわけですよ。 ○久保茂俊議長 助役。 ◎中山藤作助役 結局、値上げと言いますと一万九千円と数字が出てましたよね。これを二万円あるいはそれ以上に値上げをしようとこういうふうになった場合にどうされますかという御質問に対して市長はそういうのは仮定ではものを言えませんということを申し上げたというふうに考えております。ですけれどもそれはですね先程言いましたように一万九千円を値上げするんじゃなくて、ごみいわゆるその埋立てをしておったそのごみについては三万五千円にしますよと。そこ辺の認識の違いがありましたということを前の議会でも申し上げましたから会議録に出ると思いますので、私は値上げというふうには考えておりませんでした。 ○久保茂俊議長 岩穴口辰也議員。 ◆岩穴口辰也議員 違うんですよ。皆さんどう思います。私はですよ企業だから値上げしてくることがあるでしょうと。そしたらどう対処されますかと言ったらそれは仮定の話だから答えられませんという趣旨のことを言われたわけですよ。それは六月の十一日です。しかし、五月の二十二日に北清から文書で燃えないごみについては一万九千円と燃えるごみについては。燃えないごみについてはあれ三万五千円だったですか三万九千円頂きますよという文書が来ているわけですよ。それがいいか悪いか別ですよ。そういう事実があるのになぜ仮定の話なんだということなんですよ。分かります。よく皆さん考えてください。これ言うと永遠と時間がなくなるしですね。 ○久保茂俊議長 この際、十分程度休憩いたします。                         午後二時四六分 休憩                         午後二時五六分 開議 ○久保茂俊議長 休憩前に引き続き会議を開きます。市長。 ◎堀泰一郎市長 岩穴口議員に私の受け取り方がまずかったようでありまして、私は一万九千円を三万五千円に上げるようなもうそれが来ているんじゃないかというふうに御指摘があったのを私は一万九千円を三万五千円にも上げるのかというふうに受け取って、いやまだそういう仮定のことはお答えできないというふうに言ったようでありまして誠に受け取り方がまずかったことをお詫びを申し上げます。 ○久保茂俊議長 岩穴口辰也議員。 ◆岩穴口辰也議員 よく分かりましたどうも。 次に、行政内部の責任体制ということをちょっとやりたいんですが時間もないので、まだあと三月議会がありますのでそこでじっくりやりたいと思います。ただ、この中で小林市庁議規程というのがあります。これについてだけちょっとお聞きいたします。これは私は大変、地方分権が進んでこの規程は非常に大事な規程だと思うんですよね。それでこれでも聞くと大変形がい化してあんまり開かれないということなんです。ここもちょっと市長にお伺いしたいんですが、これは市長もメンバーになっていますが、この庁議規程をどのように位置付けられてますか。これは私自身は大変大事な規程だろうと思うんですよね。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 この庁議の規程の内容につきましてはですね企画調整課が申し上げますが、私も参画をしております。月一回ないし二回をですね決めまして課長会のもう一つ上の段階というような位置付けをですねもって、色々な重要なことについての意見の交換をしておるところでございます。詳細にわたりましては企画調整課から答弁をいたします。 ○久保茂俊議長 黒木企画調整課長。 ◎黒木英夫企画調整課長 庁議の位置付けということで御質問があり今市長の方から答弁がありました。役所の中で色々仕事をする場合には基本的にはそれぞれの課で総合計画に基づいた事業をどういうふうに精査をして実施していくか、そしてその実施する場合にはどういう目的である程度効果等も考えるだろうと思いますけれども、そういうことを考えながら決裁を受けて事業計画当然予算なり条例等、規則そういうものを照合しながらやっていくわけですけれども、そういう中で色々各課との調整あるいは難しい問題等が出てきた場合には庁議の方に諮って、関係する人達と協議をしながら調整をするということになっていくというふうに思っております。従いまして、この庁議の目的そのものが、「市政の重要事項を審議し、諸施策の相互調整を図り、市政の合理的かつ能率的な運営を期するために庁議を置く。」ということで目的がなっていますので、こういうことからいたしますと庁議の役割ということを考えますと行政の指針の検討とか、あるいは施策政策等を調整をするというような形でこの庁議を開いて審議していくということになろうかというふうに思っております。従いまして各課がそれぞれ事業計画をして、職員と協議しながら事業計画をして決裁を取り、その決裁はもちろん係長、課長、助役、市長ということになるわけですけれども、その決裁を取って実施をするということで、そういう流れからちょっと難しいものが庁議の中で議論されながら調整されていくのかなあということで重要な位置付けをされるじゃないかというふうに思っております。 ○久保茂俊議長 岩穴口辰也議員。 ◆岩穴口辰也議員 私は正しくそのとおりだろうと思うんです。それで正しくそのとおりに運用されておれば大変色んな議会に出てくる議案でもですね、もうちょっと精査されて出てくるんじゃないかと。それはどういうことを一つ例を挙げますと、あそこのもうちょっと古くなりますが道路公団のアパートを買う時ですね一番先議案で出てきたのは、値段が安くなったから買うんだと。それで出てきて私はびっくりしてその時質問したんです。行政というのはそれを何も審議しないで議会に出されるんですかというような問い掛けをしたことがあります。その時から、その時はちょっと庁議私は恥ずかしながら知らなかったもんですから、調べたら庁議があると、こういういい規程がある、じゃなんでここでしないのだと。最近もあまりされてないんじゃないかと思うのはですね。又、北清に戻りますが北清って小林市のごみ行政に大変重要な問題なのに庁議で審議されなかったということですね。その辺がどうなんだということなんです。それでもう一つは後で私なりにこの規程を改定したらどうだという提言もちょっとしたいと思いますが、最近でこれどのくらい庁議が開かれていますか。月一回ということになってますが、今年一年で何件ぐらいそこで議論されているか。そして、もしよければそれはどういうものがそこでされたのか。ちょっとお知らせください。 ○久保茂俊議長 黒木企画調整課長。 ◎黒木英夫企画調整課長 庁議の開催等についてお答えしたいと思いますけれども、昨年は六回ほど開いております。本年になりまして昨年七回ですけれども、本年になりまして今三回目ということでございます。この本年の第一回は同和住宅資金を借りた家が火災になって、それの対応をどうするかということで、その関係の庁議を四月十九日に開催いたしております。そして、その時には基金等の問題もございまして、法定果実の利用というようなことからそういうことについての庁議も一緒に開催いたしております。議題を協議しております。それから八月二十六日、これは九月議会に提案する議案の審議ということで開催いたしております。それから十一月二十七日先だってですけれども、これも十二月議会に出す議案についてということで審議をしております。それと同時に合併の任意協議会を作るということで今後その対応ということで皆さんの協力が必要だというようなことで報告をいたしております。こういうことで本年はまだ三回ということになりますけれども、この回数そのものが庁議の規程の中で第四条にそれぞれ必要な案件がある時には、その議題を提出をして庁議の開催を要請するんだというふうになっておりますので、今のところ議会のたびに議会がある前というような形で開催が予定されているような形になっております。 ○久保茂俊議長 岩穴口辰也議員。 ◆岩穴口辰也議員 何でこれは大事かということも言いたいんですが、もうちょっと一分しかありませんので、この規程を見てて大変私が問題だなあと思うのは組織の問題ですね。ここで三役が入っている、そしたら自由なここで討論ができるのかなあと非常に懸念するわけです。これは私は諮問機関のような気が審議機関のような気がするもんですから、これはやっぱり課長さん達を信用して課長さん達に自由に検討させたらどうだろうというのが一つの考え方です。それから重要事項とは何なんだと。基準が明確になっていない。これ一条、三条の関係です。それから事案の提出者が担当課長になっていると、中で担当課長の判断で重要かどうかを判断をするのかという大変大事な問題があると思うんですね。この辺を庁議の規程を検討されるんであれば、その辺を参考にしていただければなあと思います。これもその提案だけで終わらしていただきます。あとありませんのでこれで終わらしていただきますが、よろしく。 ○久保茂俊議長 次に、田中 悟議員の発言を許します。田中 悟議員。 ◆田中悟議員 大変お疲れのことと思いますが、最後の質問者でありますのでしばらくお願いを申し上げます。それではただいま議長のお許しを得ましたので通告順に従い一般質問を行います。 まず、平成十五年度の予算編成方針と新規事業についてお伺いをいたします。我が国の経済情勢は長期にわたる経済不況と景気低迷によって依然として厳しい情勢にあります。又、国は財政構造改革重視の姿勢を堅持し、交付税の削減をはじめ、国庫負担金、補助金の見直しなど歳出削減を行う方針であり、国・県に依存している本市においては今後の財政見通しは厳しいものがあると思います。ところで平成十五年度の予算編成についてお尋ねしますが、十五年度は統一地方選挙が行われる年であり、当初予算は骨格予算を組まれるのですか。骨格予算ですと六月に補正予算を計上されることになりますが、おおよそどのくらいの予算規模になるのか。又、予算編成にあたっては歳入の確保が問題となりますが、その歳入の見込みとどのような新規事業に取り組まれるのかお伺いをいたします。 次に、小林市受精卵センターの活用状況と授精卵移植による優良系統牛の増殖についてであります。市長は本市の基幹産業である畜産の振興には力を注いでおられ、畜産は今や農業粗生産額の六十四パーセントを占めるに至っております。畜産農家は昨年のBSE発生で大きな経営的ダメージを受けましたが、最近の子牛販売価格の回復によって活気を取り戻しつつあり、今後さらなる畜産振興の発展を望むものであります。さて、畜産環境の厳しい中、今年の四月二十日に県内で唯一の施設である受精卵移植センターが市営牧場に設置をされました。優良牛の改良、増殖の促進、生産性の向上、農家の経営安定及び授精卵の生産供給を行う施設であります。この新生産技術を広く活用することによって、本市の畜産基盤の確立が期待をされるものであります。事業開始から七箇月経過しましたが、当センターの活用状況と農家の受精卵移植の実施状況についてお伺いをいたします。 次に、総合運動公園の整備計画と永田平公園の整備についてお尋ねします。総合運動公園は陸上競技場、野球場、テニス場、市営プールが整備され、すばらしい施設が完成をいたしました。後は運動公園のメーンとなる体育館の建設がありますが、その整備計画についてお伺いをいたします。 次に、永田平公園の整備についてでありますが、近年花木の移植やせん定が行われて明るい公園に整備されてきました。しかし、市民の公園の利用は少なく、ないに等しい現状であります。本来、公園は市民が保健や慰安のために明るく、楽しく利用する施設でなければならないと思います。永田平公園は市街地から近く、多くの市民、地域の住民は利用しやすい公園への整備を切に望んでおります。市長は永田平公園を抜本的に改良し、市民が有機的に活用する公園に再整備するお考えはないのかお伺いをいたします。 次に、休業中の寿屋小林店の開店についてでありますが、年末を控えてちまたには人、車の往来が少しずつ増えているように感じられますが、「永田町周辺は寿屋の閉店後、人の動きが減少し寂しい街になった。このままでは街の活性化はおろか空洞化の進展が心配である。早く再開をしてほしい」と地域の住民の切実な願いがあります。十一月十二日の新聞に日向と小林店については小売業者と引き受け交渉中であるとの記事がありましたが、その後の経過や市への相談などはなかったのかお伺いをいたします。 次に、市営プールの利用状況と促進についてであります。市営プールがオープンして四箇月が経過しました。高齢者や体の悪い利用者の方々からは好評のようです。しかし、利用者は夏季シーズン後は減少しているようですが、その要因と今後の利用促進についてお伺いをします。 次の六番の北部地域の過疎化・少子化対策については自席から質問をいたします。以上で壇上からの質問を終わります。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 お答えいたします。まず、平成十五年度の予算編成方針と新規事業についてということであります。これはもう予算編成にあたりましてはいつもそうなんですが、「最少の経費で最大の効果をあげる」ということを基本にいつも予算の編成をしていくわけでありますけれども、特に近年、少子高齢化社会が到来いたします。そして国際化、情報化、そしてそれぞれの市民の皆様方の価値観が変わってくるというようなことから、その市民のニーズと言いますか要望に合ったものを予算に反映するということを基本方針として予算化するわけでありますけれども、特に公共事業につきましては御承知のとおり非常に抑制が厳しくなってきております。市の単独はもちろん予算全体の中から言えば微々たるもんでありますけれども、補助事業等で組みます場合に公共事業等については五パーセントなり十パーセントカットするというような方向で今、公共事業を段々締め付けてきておりますので、私どももそのような方法で予算計上せざるを得なくなっておるわけであります。十五年度の当初予算でありますけれども、一応予算査定の段階では年間を通じた予算要求をするように指示をしてあります、年間予算を要求すると。しかし、組むのは骨格予算、経常経費が中心になろうと思いますが、そういう組み方をしたいというふうに考えております。ただ、要求の中で年間を通しての予算の要求でありますけれども、昨年に比べて九十パーセントぐらいの要求をするようにと、つまり十パーセントはカットするような形の予算の要求をするようにということを指示をしておるところでございます。骨格予算でありますので三月の当初予算は当然少ないわけですが、六月に肉付け予算を行いたいというふうに考えております。現段階では来年の地方財政計画まだ発表されてない状況でありますので、この地方債の計画の発表等を見ながら予算編成に反映をさせていきたいというふうに考えております。 次に、受精卵センターの活用状況と受精卵移植による優良系統牛の増殖促進についてと。詳細にわたりましては畜産課から答弁をいたしますが、当センターは平成十三年度畜産振興総合対策事業で建設をいたしました。平成十四年の四月から稼働を開始をしておるところでありますけれども、現在は西諸農業共済組合の家畜診療所この獣医の先生方、そして又小林の農業協同組合の人工授精師の協力を得ながら事業を順調に進めておるところでありまして、その内容については畜産課長をして答弁をいたします。 次に、総合運動公園の整備計画と永田平公園の整備についてということでありますが、総合運動公園はもう御承知のとおり陸上競技場、平成七年の冒頭に出来上がりました。その後、野球場を造りました。テニスコートを造りまして、プールを造りました。そして今展望広場をもう一回造成し直してサッカーのピットを今造ろうとしております。それと冒険の森ということでその下の斜面になった所に道路を歩道と言いますか、そういう遊歩道を造ってそこを冒険の森として今整備を進めておるわけでありますけれども、今年につきましてはさほどの予算を伴いませんでしたけれども、これから考えております例えば体育館であります。体育館はちょっとグレードの高いやつを考えるとすれば相当な予算を必要といたします。従って継続的に例えば十四年、十六年かけて展望広場をはじめ冒険の森を整備を行いまして、十七年、十八年にかけて総合体育館の計画ということで一応計画は持っておるところであります。従ってそれが最後になるかと思いますが総合体育館についても、年度をできるだけ予定の年度で仕上げたいとは思いますけれども、今の財政状況であります。十分慎重に配慮しながら取り組んでまいりたいというふうに考えております。 次に、永田平公園でありますけれども、この永田平公園は小林市では最も古い都市公園と言いますか、まちにある公園でありまして、この整備についてはもう前から要望も強かったわけでありますが、過去にはここに忠霊塔と言いますか、があったわけです。それを今の緑ケ丘公園に移設をいたしましたし、上の方の整備がもう少し遅れている。それと植栽した花木がですね非常に大きくなって薄暗いような状態であるというようなことから、ここを明るい公園にすべく今色々やっておるわけでありますがまだ十分ではありません。とにかく大人の方が行ってもちょっと恐いというような感じを受けるとおっしゃいますので、もう少し明るい公園にこれを整備をし直そうと今考えておるところでございます。ちなみに十三年度は届出があったものでありましょうけど二百七十二件の方が永田平公園を利用されて、その人数は一万一千人余りというふうに一応報告は受けておるところであります。しかし、この整備については地元の区長さん等とも十分協議をしながら今後整備する方向で進めてまいりたいと思います。 次に、休業中の寿屋小林店の再開についてということであります。これは御承知のとおり寿屋さんが今閉店中であるんですが、過去に二度ばかし寿屋の本社に出向きまして、早めの開店をですねお願いをしてまいったんですけれども、寿屋さんがおっしゃるには私どもでは何とも申し上げられないと、引き受ける会社が先に決まりませんと私の方では何とも申し上げられないということを二回ともおっしゃいました。その代わり新聞等で出ていることは間違う場合もありますので、私どもが発表したお知らせしたことを信じていただきたいということは二回とも言われました私。ですから新聞に先に書かれるのを我々はすぐ信用するということなんですけれども、会社にとってはですねそれが変更になることもあるので十分それは注意してほしいということは二回行きましたけれども、二回ともそういうふうに言われました。ただ、もう一つ寿屋さんがやっぱりやっておられましたまちの中にありました本とビデオテープと言うんですか、あれを扱われるお店の方は近日中にどこがおやりになるか分かりませんけれども開店をしたいということを間接的に聞いておるところでございます。中の掃除等も済んでおるようですが、いつからそれをされるのかちょっとはっきりしたことは分かりませんが、商観課の方でつかんでおれば答弁をいたさせます。 次に、市営プールの利用状況とこれからの利用促進についてということでありますが、お陰様で利用状況につきましては八月が三百六人、一日平均ですよ。一日平均八月は三百六人、九月が百二十二人、十月が八十六人、十一月が六十九人、一日平均利用をしていただいておるようでありまして、私も先日身体障害者の大会の時にちょっと行ったんですけれども大変喜んでおられる方が多いというふうに印象を受けました。特に体の御不自由な方が利用しやすいプールであるということで、その関係の方にお褒めをいただいたところであります。ただ、管理には相当な経費も必要といたしますし、まだまだ利用の促進は図っていかなければいけないというふうに考えておるところであります。来年の六月は身障者の水泳大会の九州大会をやりたいという申し出もございます。従ってそういうことをお引き受けし、あるいは普通の水泳大会等も開かしていただくことによりまして利用者が増えてくるんではないかと。特に喜ばれているのが年輩者の方と言いますか、ちょっと年を召された方が足が痛い、腰が痛いという方が歩くことによって大変具合が良くなったということをおっしゃってくださる方が私も何人かお会いしました。従ってそういう活用の方法もあるんではないかと今思っておるところでございます。詳細にわたりましては社会教育課の方から答弁をいたします。 北部地区の問題については、自席ということです。 ○久保茂俊議長 山縣畜産課長。 ◎山縣正次畜産課長 お答えいたします。受精卵センターの活用状況についてでございますが、先程ありましたように四月から稼働を始めたわけですが、現在ドナー牛につきましては協議会の所有牛が十頭でございます。その内の一頭が先程出ましたけれども、優良系統牛の増殖促進のための県の指定を受けたものが一頭おります。それから農家の所有牛でございますが、これも随時、今現在は四頭入っておりますが、多い時には十頭入ってくるというような状況でございます。それから協議会の所有牛につきましては、十頭すべて育種化の評価を得た物でございます。それから採卵の状況でございますが、十四年度四月からこちらでございますが、六回実施をいたしておりまして六十二個の卵を得ておりまして平均十・三個ということで正常卵が六十二個ということでございます。それから十四年度中には十五回を予定しておりますが、年内に十二月の十二、十三にあと二回ほど実施いたしますが、三月三十一日までには十五回を予定しております。それからちなみに十三年度でございますが、十三年度は十一回で正常卵が八十個ということで平均が七・三個でございました。移植の状況でございます。十月三十一日現在でございますが、ホルスタインに五十二パーセントの十五個、それから和牛に十四個の四十八パーセントということで移植を実施しております。それから十三年度はホルスに八十一パーセント、和牛に十九パーセントということで酪農家の方への移植が大半でございました。そのようなことで協議会の所有牛を先程申し上げましたが、この受精卵センターを活用することによりまして、種雄牛の増勢を図ろうということで郡の家畜改良協議会と御相談を申し上げながら、いわゆる県外の種雄牛のストローをいただいて、それで種雄牛を増勢を図って行くというようなことも十五年度には計画を進めておるところでございます。以上でございます。 ○久保茂俊議長 野邊商工観光課長。 ◎野邊広幸商工観光課長 お答えいたします。先月十一月の二日付けだったと思いますが報道されました。引き受け企業についての動きがあるということでありましたが、水面下でのそういう動きというのは承知をいたしております。このことについても県に問い合わせをいたしました。その中で現段階では具体的な引き受け企業の決定や再開の見通しがないということで折衝中でありますけれども、まだその企業名等は発表はできないということでありました。特に議員御指摘のとおり市としても一日も早い引き受け企業の決定、そして再開というのを強く望んでおりますし、今後とも県と一体となって推移を見守ってまいりたいとそういうふうに考えております。なおビデオショップの跡地の再開でありますが、昨夜も整備をしていたようでありますし、今月中に開店ということを聞いておりますが、確かアルバイト等々の募集も行っているチラシを拝見いたしましたけれども、詳しくは承知していないところであります。 ○久保茂俊議長 鵜木社会教育課長。 ◎鵜木義幸社会教育課長 お答えいたします。夏季シーズン後の利用者が減少している要因はという質問でございますが、確かに夏のシーズンに比べまして利用者は減少しているところでございます。一つは夏休み期間のウォータースライダーの利用が終わったということで児童生徒の皆さんの利用が少なくなったということがございます。そして又、十月より利用時間が午後一時からとなったことのこういうことが大きな要因ではないかと思っているところでございます。又、このほかにも色々の要因があると思われますが、今後の利用促進対策といたしましては利用されているお客様が水泳教室を開いてほしいという要望が一番多いところでございます。又、高齢者の皆様からは腰痛がなくなったとか、泳ぐたびに血圧が低くなったとか、その効果について色々喜ばれているところでございますが、まだ広く市民の皆様に浸透していないなどPR不足の問題等もあるのではないかと思っているところでございます。今後こうしたことを一つでも解決しながら利用促進を図っていきたいと思っているところでございます。以上でございます。 ○久保茂俊議長 田中 悟議員。
    ◆田中悟議員 今予算編成についての答弁をいただいたわけでございますが、今までに市は大型事業に多額の経費を要し、又多額の借入金残額を抱えておりますが、これからの健全財政の確保のためにどのような効率的な財政運営に取り組まれるのか。この件についてお伺いをいたします。 ○久保茂俊議長 肥後財政課長。 ◎肥後正弘財政課長 来年度の地方財政計画あるいは地方債計画これがまだ発表をされておりませんが、新聞紙上でありますけれども、地方交付税特別会計につきましては増がありますが、県市町村配分につきましてはマイナスの四・八パーセント、出口ベースで四・八パーセントの減であるというような報道がされているところであります。これを本市の見込み、十五年度の見込みに試算してみますと二億九千万円程度の減になるというふうに予測しているところでございますが、これが地方債計画がまだ発表されておりませんので、臨時財政対策債にどのくらい反映するのかというのを非常に心配しているところでございます。非常に厳しい財政状況であります。市税の伸び等も期待できませんので来年は緊縮予算ということで先程市長も申しましたが、九十パーセントの範囲内ということで十パーセントの削減ということで予算編成をしようというふうに思っておるところでございます。ただ幸いに本市は宮崎県内の他市に比べますと健全財政を維持している状況にございますし、地方債残高につきましてもよその団体は決算規模よりも上回っていますが、本市におきましては決算規模よりも三十億円程度少ない状況ということで、公債費比率等につきましてもある程度の水準を維持しております。これは繰上償還等を行いながら今までやってきたたまものだと思っていますが、今後その市の単独事業等、経済波及効果等も兼ねながらどの程度事業を行い、どの程度やっていくのかというのは、今後の地方債計画それから地方財政計画を見ながら反映さしていくというふうに考えておりますし、現在各課から財政五箇年計画の作成をあさってまでが提出になっています。それに基づきまして集計をしましてどのぐらい財源不足が出てくるのかなあというふうに考えております。それを基に今後の財政運営、それと実施計画との整合性を図りながら事業を進めてまいりたいというふうに考えています。以上でございます。 ○久保茂俊議長 田中 悟議員。 ◆田中悟議員 まだ各課からの要求額がそろっていないということでございますが、これからは依存財源の減収は避けられない状況でありますね。市税など自主財源の確保と歳出全般にわたって経費の削減と節減にこれから進めていただいて、健全財政基盤の確立に努めていただきたいということをお願いして次に入ります。 次に、受精卵移植のセンターの件でございますが、先程市長及び課長の方から今のところセンターは順調に運営をされているということでございますが、特にドナー牛のことでございますけれども、今十頭ですか入っておりますね。ドナー牛の大体寿命と言いますか採卵をする年数は三年から四年ということを聞いておりますけれども、これから行きますとこれからのドナー牛の確保についてはどういうふうにされて行かれるのか。農家の方のドナー牛が順調に入ってくるのかどうか。その辺りをお尋ねしたいと思います。以上その辺についてお聞かせください。 ○久保茂俊議長 山縣畜産課長。 ◎山縣正次畜産課長 お答えいたします。御指摘のとおりドナー牛の寿命は三年から四年ということでございます。しかし、小林市の場合はそれを七、八年まで持っていこうというようなことで一年採卵を連続二回やりまして、その次の年は人工授精をして子どもを産ませると、いわゆる休憩をさせるというようなことをやっておりまして、当初平成四年でしたか導入した物がまだ活躍をいたしております。そのようなことで試験場辺りになりますと連続三回なりをやってもうずっと年間通してやりますので、早く駄目になる物はもう二年ぐらいでもうとうたされるようなことでございます。そのようなことで長く持たせようということでやっておりますが、十頭ではまだ足りないということで十五年度に県の補助金等も頂きながら、二頭ぐらいは導入しようという計画でおります。以上でございます。 ○久保茂俊議長 田中 悟議員。 ◆田中悟議員 ドナー牛については導入については系統のいい牛ですから相当な予算もお金もいると思いますけれども、これについて協議会牛のそういうドナー牛の購入についての資金面の費用については県の補助もありましょうが、市からは出るのでしょうかどんなふうでしょうか。 ○久保茂俊議長 山縣畜産課長。 ◎山縣正次畜産課長 一応、市の補助金としましては年間百二十六万九千円を頂いておりますが、これは運営費の方に回しますので一応先程申し上げましたドナー牛を一年間休ませると言いましたが、それで産まれた生産された子牛をですね子牛せり市にかけて毎年二頭ぐらいずつ出ますが、それを基金として組んでおりまして、それを財源にしてドナー牛を更新していくというようなことでやっております。 ○久保茂俊議長 田中 悟議員。 ◆田中悟議員 ドナー牛をできるだけ長く持たせようという努力はされておるようでございますけれども、そういう長年そういう採卵をしてますと正常卵のその採卵率と言いますかどんなもんですか。若いうちの方がいいということも聞いてますけれども、受胎牛についての関係はどうなっていきますか。 ○久保茂俊議長 山縣畜産課長。 ◎山縣正次畜産課長 確かに人工授精でも年齢が進むといわゆる受胎率が悪くなるというような傾向にあるわけですが、一応受精卵の採卵につきましては過排卵処理いわゆるホルモン処理を強制的に行いますので今現在活躍している中で十五才というのがおりますが、まだこの牛でも七個から八個は取れます。若い牛でも取れないものについては一回で三個から四個しか取れないものもありますので、そう年齢については差はないというふうに思っております。 ○久保茂俊議長 田中 悟議員。 ◆田中悟議員 はい、分かりました。それではセンターの方の活用については色々努力をされて順調にいっているようでございますがこれからせっかくできた施設でございますので、多いに活用していただきたいと思います。 次に、農家の受精卵移植の状況についてでございますが、先程和牛と乳牛の割合が出されましたけれども、十四年度については和牛が大変低いようでございますが、なぜこの辺り低いのかそこら辺り一つ分かっていらっしゃればお聞きします。以上です。 ○久保茂俊議長 山縣畜産課長。 ◎山縣正次畜産課長 お答えいたします。確かに酪農家と和牛農家で大分開きがあるわけですが、和牛農家につきましては人工授精を目的としていわゆるその県の共用種雄牛を人工授精するために計画交配をするために子牛せり市場でそれに似合った系統の牛を導入されておりますから中々これに受精卵を入れるのを渋ると言いますか、いわゆる人工授精の方がそっちの方に走ってしまうというような傾向にあります。まだこのほかにつきましては現在入荷も厳しい中でございますので、今までF1を導入しておったのが受精卵の方に転換してきたということで非常に酪農家の方が多い状況であります。以上でございます。 ○久保茂俊議長 田中 悟議員。 ◆田中悟議員 今農家のことについて答弁がありましたが、その受精卵移植の受胎率のこと等についてのそういう実施には低いということについての影響は考えられませんか。 ○久保茂俊議長 山縣畜産課長。 ◎山縣正次畜産課長 お答えいたします。確かに受胎率の問題が非常に問題になっておりますが、県の段階で県の平均が五十一・七パーセントでございますが、当小林市の協議会は五十三・二パーセントでございます。これでもまだ六十パーセントから六十五パーセントぐらいにまで持っていかないといわゆる受精卵を活用し難いかなあというふうに思っております。以上でございます。 ○久保茂俊議長 田中 悟議員。 ◆田中悟議員 もう一点お伺いしますが、移植料でございますけれども受精卵ですね。これはどのくらいですか。又これについての農家の高いとか低いとかという御意見はございませんか。 ○久保茂俊議長 山縣畜産課長。 ◎山縣正次畜産課長 お答えいたします。一応移植の料金につきましては以前はセンターができる前は、一回の移植の技術料が一万円、そしてもしそれが産まれた場合分娩した場合に成功報酬として一万五千円と、二万五千円を徴収しておったわけですが、センターが完成しました後は一応県の指導にも基づきまして、移植料金これ一回につき一万五千円ということでお隣の高原町、えびのすべて二市二町一村を統一をさしていただきました。 ○久保茂俊議長 田中 悟議員。 ◆田中悟議員 今受精卵移植の和牛の低調な要因について一応お答えをいただいたところでございますが、私は和牛農家の方々もほとんどの方がよい牛をやっぱし使用したいという必要性は持っていると思います。受精卵移植がそのものだけが改良の手法でないことも分かっておりますが、人工授精等もあります。しかし、受精卵移植の方が早いテンポで改良増殖ができること。それから子牛が質の良い子牛が生産をされて所得の向上につながるという利点もあります。又、反面においてはデメリットもあります。課長の答弁にありましたけれども受胎率の問題とかありますが、やはり問題はこの受胎率をいかに引き上げるかということも一つの大きな課題であろうと思います。先程課長が六十パーセント程度に一応引き上げたいということでありましたが、当市の場合の平均では五十三・二パーセントであると受胎率がですね。ということでありましたけれども私が頂いているこの資料によりますと六十パーセント受胎率が上がれば人工授精とさほど変わらないんだと。人工授精の場合は二回付けても三回付けても受胎すれば百パーセントという表示の仕方がされておるようでございますが、受精卵の場合は一回が二回ということでその回数で出されておりますから、五十パーセント低いという感じがしますけれども、これは六十パーセントまで引き上げられますと人工授精とさほど受胎率については変わらないかというような聞きました。ちなみに私が頂いている資料を見ますと県内の授精所で行った結果です。個人でございますけれども受精移植師だろうと思いますけれども、一人の方は受胎率が七十パーセントの方もいらっしゃいます。この方は移植頭数が百十六頭移植されて七十パーセントの受胎率を上げていらっしゃいます。それから二番目の方が六十六頭移植をして六十五・六パーセント、それから三番目の方が七十九頭されて六十三パーセント、それから八十九頭移植された方が五十九・八パーセント、その次が五十九・一、五十九、五十八・八、五十八・五ということで非常に六十パーセント近くになっていらっしゃる方も多いわけですが、そういうことでこれからですねもう一つ県のとがありましたが、見ますと先程課長が県のとを言われましたが、この資料によりますと十四年度の五月の現在では和牛が五十・八パーセント県平均。それからホルスタイン種が六十六・七と。その差が十五・九パーセントもあるわけでございますが、これはやはり農家の方の受胎牛のやっぱし日ごろの管理だろうと思いますけれども、そこら辺りについてこれからこの受胎率を六十パーセントに持っていくにはどうしたらいいか。どのような対策があるのか課長にお伺いしたいと思います。 ○久保茂俊議長 山縣畜産課長。 ◎山縣正次畜産課長 お答えいたします。確かにまず移植につきましては移植師の技術の面も多々ありまして、個人差がかなり激しくあります。それから農家のレシピエントの飼養管理の差がありまして一応、今現在市営牧場の一角で不受胎牛の治療をやっておりますが、そこの中で持って来ていただいてやるものについては七十パーセントぐらいの受胎率を記録をいたしております。ただ農家の庭先に行ってやったものにつきましては、三十三・三パーセントとしかとまっていないというような現状もございますので今農林水産省、今独立行政法人宮崎種畜牧場となっておりますが、ここの技術者の方、それから県の試験場の技術者の方と一緒になりまして共済組合の獣医師と一緒になりましてセンターの方で色々どうやったらいいかということでマニュアルを作ろうというようなことで準備を進めておるところであります。それにはまず酪農家につきましては、かなり受胎率が高いんですが和牛生産農家の方が若干低いというようなことでございますので、そういったレシピエント牛の飼養管理のマニュアルを作って今後やっていきたいというふうに思っております。以上でございます。 ○久保茂俊議長 田中 悟議員。 ◆田中悟議員 今酪農家と和牛農家のその開きについてこれからマニュアルを作成して指導していきたいということでありますが、ここのところはタイミングだろうと思いますね、移植時期の。だから採卵牛は受精してから七日目に取るわけですね。今度はそれを受胎牛の採卵から七日目にぴっしゃっと合わせないかんわけですから、そこの農家のやっぱし受胎牛の日ごろの管理だと思いますね。そこら辺りが大きな問題だと思いますけれども、そういう方辺りについてもこれから一つ御指導をお願いしたいと思います。 それから先程言いました移植料の問題でございますが、西諸統一の価格であるということはありましたが、聞くところによりますと他の市とか町においては補助をしているというようなことも聞きますが、小林市はどのようにされておるのかお伺いをいたします。 ○久保茂俊議長 この際、十分程度休憩いたします。                         午後三時五三分 休憩                         午後四時〇七分 開議 ○久保茂俊議長 休憩前に引き続き会議を開きます。山縣畜産課長。 ◎山縣正次畜産課長 お答えいたします。移植料の補助についてでございますが、えびの市それから野尻町、須木村においては補助金は一切ありません。お隣の高原町におきましては、これは小林市は運営費補助で約百三十万円近く出しておりますが、高原町につきましては採卵に百万円、それから移植に六十万円ということで補助金を流しておられるようでございます。その使い道については高原町についてはよく分かりませんが、以上のように百六十万円を出しておられるようでございます。以上でございます。 ○久保茂俊議長 田中 悟議員。 ◆田中悟議員 はい分かりましたが、高原が総額で百六十万円になりますね。小林市は先程の課長の答弁では百二十六万円これですかね。そうしますとここに高原と小林市では相当農家の規模も違うわけでございますけれども、これで十分かどうかということも言われましょうが、こういう農家から隣は高原は多分百六十万円をその移植料に出しておるということが考えられますけれども、小林市はどちらかというと協議会の方へ入れておりますから、その補助の中身が農家には理解されていないと思いますわね。だからこういうことについても、やはり小林市はこういうことで補助を流しているんだよということはやはり酪農家にもですね機会があったら説明をする必要があらせんかなあと思います。ないとこういう意見が出て来るわけございますからですね。一つそこら辺りをよろしくお願いをしておきます。 それから次に入りますけれども、和牛の取り組みについて受精卵移植について色々話を聞きましたが、これからはその色んな機会を捕らえて推進を図っていくという課長のお答えがありましたけれども、小林市においては小林市受精卵推進協議会ですか、これができたのが受精卵移植が成功して実用化段階に入った間もないころであったと思います。多分、平成元年ごろじゃなかったかと思いますけれども、今から十四年も前のことであります。この時、取り組みが早かったので私もマスコミが大きく報道したことも記憶をしておりますが、協会の事業目的は受精卵移植の普及と農家への認識を高めることにあったというふうに思います。また協議会の下には受精卵移植指導部会という組織も編成されたと思っておりますが、このようにして組織的な体制はこの時点で十分私はできたと思うんですけれども、こういう組織が今までにどのような普及推進なり、活動状況をなさって来られたのかお伺いをいたします。 ○久保茂俊議長 山縣畜産課長。 ◎山縣正次畜産課長 お答えいたします。当初、平成元年に立ち上げをいたしましたが、先程ありましたように十四年経過をいたしております。その中で色々と改革をしなくてはならない面が多々出て来ましたので、もう指導部会というのを運営委員会に変えております。メンバーといたしましては農協の技術員、それから畜連、酪連、それから共済組合そして市役所の技術員がメンバーになって運営委員会ということで実施をしておりますが、あと独立行政法人宮崎牧場の技術者の方もそれから県の試験場の技術者の方を含まえて研修会等をお互いの技術の研修を年一回は開催しようということで、今年は本年度は明けて二月に開催をしたいということで計画をいたしております。それから推進につきましては一応、小林市は畜産振興会連合会を組織しておりますので、その中の肥育牛部連絡協議会、それから酪農部連絡協議会、それから和牛部連絡協議会、加えて酪農のヘルパー組合、それと和牛のヘルパー組合この方々を中心にして色々推進を図っておるわけですが、中々二回目で申し上げましたように特に和牛農家への普及というのが中々高齢者の方については、中々理解し難いということで受精卵移植を図譜して説明するんですが、中々理解してもらえないというようなこともあります。しかし、現在若いグループの方々がいわゆる後継者の方々がどうしてもやろうということで酪農は酪農の後継者の方々で立ち上げを今月中にしてもらいますが、研究会を作ろうということで今計画をいたしております。それから和牛につきましては元々昭和六十一年に結成しましたベブ会というのがございましたが、この方々が中心になって受精卵も研究会を作ろうということで今進めておるところでございます。以上でございます。 ○久保茂俊議長 田中 悟議員。 ◆田中悟議員 大変協議会も活動をされておるようでございますけれども、今課長が話されたように和牛農家におかれてはそういう高齢者の方々の理解が得られにくいということでございますが、これは一応、受精卵移植による経済効果というもの辺りがですね出ておるんでしょうかね、受精卵移植による。じゃ聞きます。私がですねもう課長も見られておると思うんですけれども、県の家畜受精卵総合センターが出しておるところのETニュース宮崎という資料があるんですが、これではですね受精卵移植の経済効果についてのですね優良事例を挙げております。これはですねここに出ておるのは酪農家を対象にした物でございますけれども、ちょっとこれを見てみますと都城地区の酪農家をモデル農家として選定をしております。そしてこの酪農家はですね自ら受精卵移植師の資格を持って我が家の牛に移植をしているところでございますから、これについてはその推進体制もですねあらゆる関係機関が入っております。家畜保健所、酪農総合研究所、雪印種苗営業所、獣医師、JA都城、経済連都城事業所、北諸県農業改良普及センター、こういう構成でですね一応推進に当たってらっしゃいますけれども、その結果をですね見てみますと乳量についてもこれは飼料管理面の指導だったかと思いますけれども、十一年度と照しますと十三年度は乳牛で一頭当たり八百十七キロも増えておると。それから移植成績でございますけれども、これも右上がりに受胎率が上がっていきまして平均受胎率が平成十一年度は四十七パーセントあったものが十三年の十月までにはこれは五十九パーセントに向上しておるという結果が出ております。それから子牛の販売でございますけれども、これは自家牛に余計受精をして子どもを産ませたから出たと思うんですけれども、十一頭から二十八頭に受精卵移植の子どもが産まれて販売価格のトータルでは十一年度は五百一万円あったものが、十三年度は一千百二十万円、六百十九万円の所得を上げております。このようにして一応この酪農家についての結果は如実に出ておるわけですね。こういうことからして都城管内の酪農家内にはこの波及効果が大きくてですね、自ら移植の資格を取って移植師の、でやろうという動きがあるようでございます。こういうことでこの一応酪農でございますが、こういう結果が出ておりますけれども、高原の畜産試験場の一応これも乳牛の結果だけでございますけれども、これは子牛じゃなくて受精卵で産まれた雌牛の搾乳した平均の搾乳でございますけれども、これが平均で一千二百キロ増えておると。こんだけ牛の質が上がっておるようで能力がですね、こういう結果が出ております。 それと都城の西岳町に酪農公社がありますけれども、ここでは和牛に受精卵移植をしまして、その受精卵移植をした牛を出荷しましてA4以上の肉質の牛が八十パーセント出ていると。こういう結果が出ております。だから非常にこの受精卵移植による経済効果は出ておるわけですね。だからそこでその和牛農家においてもモデル農家を選定をして、「受精卵移植はこんなにいいんですよ、こんな牛が出るんですよ」というようなことはやっぱり示すべき必要があらせんだろうかと考えます。やはり「もう牛はこれでいいんじゃ」じゃなくてですね、酪農家の牛もいいです、今の牛は。本当県内のトップクラスはほとんど酪農家の牛なんですが、それをさらに能力を高めるように努力をしているんですから、和牛農家においてもですねその辺りはやっぱしもうこれでいいんじゃじゃなくて、改良は日々努力です。一つそこんところは課長どう考えますか、これからの。酪農家のモデル選定とかそういうことを考えてらっしゃいませんか。 ○久保茂俊議長 山縣畜産課長。 ◎山縣正次畜産課長 お答えいたします。まず、酪農家については一応十名の後継者の方ですが、特に東方地区が多いわけですが東方のある方については年間移植で十三年度で十二頭出荷されまして、五百五、六十万円をあげたというようなこと。それからその和牛農家につきましては一人のそれこそ後継者ですが受精卵を現在は市の牧場のセンターで自分ところの牛を持ってきて採卵をしていらっしゃいますが、それまでは協議会のドナーから得た卵を移植して実績を残しておられますけれども、このグループが先程申し上げました研究会を作ろうということで今やっておりますが、和牛については会員が二十七名のベブ会員がおります。それから先程言いましたように酪農は十人の方、これをモデル的な考え方でやっていこうということで進めております。それと一応、酪農家から要望が上がってくるのは乳牛のいわゆる高能力牛のスーパードナーが欲しいというようなことでございましたけれども、現在御承知のように北海道からの導入が以前より多くなって来ておりますが乳牛の初妊牛が多くなってきておりますが、非常に平均的値段が六十万円から六十七万円ぐらいしておりますので、農家経営を圧迫しているというようなことで酪農家の規模としては高能力牛のスーパードナーを導入して、採卵をして酪農家に後継牛を作ってほしいというような意見もただただ出ておりますので、その点も含めてこの研究会を中心にしながら持っていきたいというふうに今現在、農協の技術員の方と御相談を申し上げながら、もちろん経済連酪農飼料部とも打合せをしていかなくてはいけませんけれども、この辺に向けて計画を立てたいというふうに思っております。以上でございます。 ○久保茂俊議長 田中 悟議員。 ◆田中悟議員 分かりました、よろしくお願いします。 次にですね、和牛は特に肉質が問われるわけでございますが肥育農家は肉質がA4以上の物を出荷しないと経営的に厳しいとよく言われますが、ところが今ですね市内の肥育農家の出される肥育牛の肉質ですね、A4以上の物が大体何割ぐらいなのかですね。 ○久保茂俊議長 山縣畜産課長。 ◎山縣正次畜産課長 お答えいたします。小林市内の肥育農家の十三年度のトータルでございますが、A4以上の上物率が六十二・七パーセントでございます。県の平均がちょうど六十二パーセントでございますが、大体県の平均をいっておるというような状況でございます。それから一般牛でございますが、これはF1を含めた一般牛でございます。これが小林市で四十五・六パーセントでございます。県の平均が四十七・二パーセントということでございますから、大体平均並みかなあというふうに思っておるところでございます。以上でございます。 ○久保茂俊議長 田中 悟議員。 ◆田中悟議員 一般牛というと雑種ですわね。ここが問題だと思いますけれどもこれは何割ぐらいいるんですか。何割ぐらい一般牛は雑種は今の飼養、分かりませんか。 ○久保茂俊議長 山縣畜産課長。 ◎山縣正次畜産課長 お答えいたします。肥育につきましては常時の小林市の飼養頭数でございますが、今申し上げました交雑その他が十三年度で約四千四百頭でございます。常時飼養頭数です。それから肉専用種、和牛ですがこれが約七千五百頭、常時飼養頭数です。が現状です。 ○久保茂俊議長 田中 悟議員。 ◆田中悟議員 こころ辺りに改良するものがあるんじゃないかと感じますね。そこで子牛の生産農家は経済性の高いやっぱし系統牛の増殖が必要だと思いますね。肥育農家がこのように上物が出る牛を出すとその基礎となるものはやはり質の良い雌牛から産まれた子どもじゃなければならないと思いますね。その方がA4の高い肉質を出す比率が高いわけでございますから、ここら辺りがですねやっぱしこれから小林市としては改良のテンポ早い受精卵移植の推進をですね、やっぱりこれから関係団体、農家共々ですね、ほかの地域に先駆けて小林市全体の牛のレベルを引き上げるということに取り組んでいただきたいと思います。せっかくできた県内唯一の受精卵移植センターであります。多いにこれから活用していただいて小林市牛の銘柄確立と市の畜産発展と農家の経営のために普及推進をお願いをしたいということでこのことについては終わります。 それから総合運動公園の整備のことでございますが、先程市長の方から答弁いただきました。体育館については十七年から十八年の計画であるということでございましたが、財政課長からも先程話がありましたようにこれからの財政運営は厳しくなるということでありましたが、市としましてはやはり今まで継続事業それからこれからの駅前区画整理事業、下水道事業などそれに又慈敬園の改築があると思いますけれども、これから巨額な財源を要するわけでございますが、そこで市長は先程グレードの高い体育館をということでございましたけれども、大体何億円ぐらい掛かるもんでしょうか。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 具体的な数字までは、まだはじき出してないんですが、やはり今の体育館施設と言いますと面積にしてはハンドボールができるような大きさにはしたいというふうには思っております。それとバスケットが二面は確実に取れるようなそういう屋内でやるスポーツについての面積としては、今まで市内にある物よりもいくらか広く造りたいというふうに思っておりますし、又体育と言いますか自分の筋肉を鍛えるとか、あるいはストレッチ色々ありましょうがそういう物も合わせて組み込めないかというふうに思っておるところでありまして、予算規模については今のところまだはじいておりません。 ○久保茂俊議長 田中 悟議員。 ◆田中悟議員 私達も建設企業委員会等でほかの地域の体育館を見て回ったんですが、非常に立派な体育館を見させてもらいました。特に色々な施設を設けております。武道館とかですね。計画されればいくらでもあると思いますけれども、要望としては予算との関係もありましょうが、メリットのあるような体育館でありますので一つ立派な物を造っていただきたいと要望しておきます。又、市民もですね何年にもわたって待ち望んだ運動公園でありますので、一つ財政事情もありましょうが整備に向けて取り組んでいただくようにお願い申し上げておきます。 それから永田平公園の整備についてお考えをいただきました。永田平公園はですね大正十一年の九月に鉄道、今の吉都線でありますけれども、これが開通したことによってあそこが分断をされたんですね。あそこは二つに分断をされて永田平に上町の赤坂にあった赤坂公園を移設開園をされたとあります。そして、まちの大きな行事はほとんどこの永田平公園で行われていたようであります。私達も国民学校と言いますか国民学校のころはよく学校から遠足に行ったり、又終戦時の食料増産のためにあそこへ四年生だったですかね、かぼちゃを植えに行ったことなどがあります。非常にこう思い出の深い公園であるわけでございますけれども、そして市は昭和の二十五年施行の年でありますが市制、緑ヶ丘公園一帯を運動公園として整備をすることを決めて、十二月に現在の市営野球場が整備をされています。そして昭和三十年の三月に忠霊塔が建設されて永田平にありました西南の役、日清、日露戦争時の招魂碑などが忠霊塔へ移設されております。そういうことからして永田平公園の趣と言いますか、それが緑ヶ丘公園の方に移り変わっていったような感じがいたします。又、永田平公園は昭和四十九年三月に全国植樹祭記念公園として第一号にも決定をされております。整備をされたのか分かりませんが、多少今までの状況から見て整備の遅れは否めません。永田平公園の整備は地域住民はもとより多くの市民が求めております。グラウンドゴルフやゲートボールの愛好者から生駒高原は遠い、市街地から近い東の運動公園として抜本的な整備の要望もあります。又、小林市グランドゴルフ協会の阿久根善次会長からも陳情がされていると聞きました。そこで再度お伺いしますが、公園の南側には広いまだ未利用地があります。又、地盤を下げるかあるいは南側に畑がありますけれども、土地を買収しますと相当広い面積が確保できると思います。そしてグラウンドゴルフやゲートボールなどの大会も開催できる公園になるんじゃないかと思いますが、市長お考えはどうでしょうか。 ○久保茂俊議長 市長。 ◎堀泰一郎市長 先程も申し上げましたが永田平公園の歴史的な背景も十分分かっておりますし、どのような形でですねあそこを整備すれば都市公園の一つとして整備ができるかということ。これから十分検討しながらですね整備を進めてまいりたいと思います。それと先程体育館の予算規模についてですが、今の計画と言いますか基本計画の中には約二十億円というふうにうたってあるんですが、これは飽くまでもつかみと言いますかほんの概算の概算でありますので、それに近い数字かそれを上回るかその辺りはこれから詳細に検討をしてまいりたいというふうに思います。 ○久保茂俊議長 田中 悟議員。 ◆田中悟議員 公園整備については財政の問題など色々問題もあろうかと思いますが、又この公園には国土地理院の三角点もあります。そのようなことを十分御配慮の上、市民が活用しやすい多目的公園としての整備に向けて是非御検討をお願い申し上げます。 次に行きます。寿屋の開店のことについてでございますが、寿屋が再開することによって永田町周辺の活性化はもとより雇用の創出など市民生活に与える影響は大変大きいと思います。現在の不景気や業界の激しい競争の中にあっては、出店をする業者というのも中々少ないというふうに思いますが、市に対して開店をしたいというような相談があった場合には仮定でございますけれども、可能な限りの市としての支援対策はないものかお伺いをいたします。 ○久保茂俊議長 野邊商工観光課長。 ◎野邊広幸商工観光課長 お答えいたします。色々県内の寿屋の休館の問題あるいは再開の問題で情報交換をいたしておりますけれども、単純的にあるいは基本的には再開に向けての補助というのは困難だとそういうふうに言われております。ただしかし引き受け企業等が決定する段階で県とも十分相談しながら、研究はしてみたいとそういうふうに考えております。 ○久保茂俊議長 田中 悟議員。 ◆田中悟議員 今までお話を聞いたりしていますと寿屋も開店に向けて努力はされているようだなあというふうに見受けましたが、市民も再開を非常に強く望んでおります。業者間の交渉が水面下で動いているということでしょうが、市への情報も中々取りにくいと又、入らないということのようですが、もしそのような動き等についてあるいは又市に対して相談があった場合には、商業関係者と連携を取りながら市街地の活性化これからの小林市のまちづくり、それと雇用創出のためにもですねできる限りの対応と言いますか、働き掛けをしていただきたいと思います。 それから市民プールについては先程も答弁をいただきましたが、運営については民間のプールと競合しないことに配慮されていると思います。しかし民間が取り組んでいないものについては取り組んだらどうかというようなことも聞きますが、特に先程話がありましたように高齢者や体の不自由な方、腰痛やひざ、あるいは肩などの体調の不安の方についてはですね水中歩行とか、あるいは水中運動を指導するような教室とそのようなものは取り入れられないかのかどうか。お伺いをいたします。 ○久保茂俊議長 鵜木社会教育課長。 ◎鵜木義幸社会教育課長 お答えいたします。ただいま議員御指摘の各種教室の取り入れはどうなっているか、拡大を図ったらどうかということでございますが、市民プールを利用されて各種の大会を開いてほしいというのは先程申しましたとおりでございますが、市によります教室は安定的な利用者拡大を図っていくためにも必要なことだと思っておるところでございます。教室の開催にあたりましては地域の民間企業が実施していない教室で市民の皆様の要望の多い教室、例えば高齢者の皆様を対象とした水中ウォーキング教室などを中心といたしまして、関係課と協議しながら行える事業を研究して利用者の拡大を図ってまいりたいと思っているところでございます。以上でございます。 ○久保茂俊議長 田中 悟議員。 ◆田中悟議員 指導者がプールにいらっしゃると思いますが、利用した方で初めてプールに行ってみたと「どげんすればよかっじゃろかい」ともたもたすることもあると。それから又、私の友人で頻繁にプールに行く友人から先日お話がありました。中々教える人がいないと。それで又この友人がしょっちゅう行っているもんですから、その人に教えていただきたいというような声があるようでございますが、一つ指導者がいらっしゃるということは聞いておりますが、できればプールの入り口辺りに初めての方は御遠慮なく御相談くださいというようなその小さな看板あたりは設置して、そのような苦情のないような方法とったらどうかというふうに思います。 それから市営プールは市民の健康増進と高齢者や障害のリハビリを兼ねた施設であるということでありますが、市民の利用促進についてはこれからも御検討をしていただくようにお願いをしておきます。 それから最後になりますが、先程岩穴口議員の方からもありましたが、北部地域の過疎化の問題でございます。私も地元から是非この問題を取り上げてくださいということでございましたので、一応行いますがもう時間がございませんので簡単にいきますが、永久津地域のことでございまして非常に学校生徒数が減ってきたと。このままいくと五年後の十九年度には複式学級になる可能性があるということで地元は真剣にこれを受け止めて一応校区外に住んでいる方にアンケートした結果八十パーセントの方が地元に帰りたいという結果でありましたので、一つ住宅がないからあるいは土地の白地化が難しいから市に対して要請してくれということでございましたので一つ私の方からも強く要望しておきます。又、この件については過疎対策協議会からも陳情がされておるようでございます。 それから一点忘れましたが、総合運動公園のあの中央広場でございますけれども、ゆうべ電話がありました。この議会からのお知らせを見て「田中さんお宅は明日、総合運動公園の質問をされるようでございますが、中央広場にトイレがないと。小さい子どもを連れて行って遊んでいるともう子どもが用を足すときにはもう子どもは間に合わない」ということでございますから、そりゃ子どもは熱中して遊びますからですね。だからもうとても陸上競技場のあそことか、あるいは野球場グランドまで行く時間がないということでございますから一つ中央広場のトイレについても御検討をしていただきたいと思います。以上で終わります。 ○久保茂俊議長 お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ延会したいと思います。 これに御異議ありませんか。       (「異議なし」と呼ぶ者あり。) ○久保茂俊議長 御異議なしと認めます。 よって本日はこれにて延会することに決しました。 本日はこれにて延会いたします。                         午後四時四三分 延会...